ウォールデン 森の生活 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2024年6月13日発売)
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本 ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784041142547

作品紹介・あらすじ

マサチューセッツ州ウォールデン池のほとりで約2年の自給自足生活を送ったソローの日記。自然の中に身を置きながら人間社会を諌め「我々はどう生きるべきか」を思索したアメリカ文学の最高峰、新訳決定版。

感想・レビュー・書評

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  • とある小説にソローの名前と著書の名前が出てきて、気になったので読んだ。思想家でもあったので理屈っぽいし、現代にも残る社会の仕組みが嫌だったからかかなり皮肉っぽい。ただ、自然の中で生きているはずの人類が社会制度や更なる欲に振り回されて「らしさ」なく人生を生きているっていう考えはなるほどなと思う。それはSNSが発達し、ソローが生きた当時より欲が強くなってる現代なら尚更。ソローみたいな生活は無理だけど、一度立ち止まって自然を観察して考えて気づきを得る(視野を広くする)のは必要だよなぁと思う。
    ウォールデン湖ってどんな感じだろうとネットで調べると、どうやら観光客や遊泳客による汚染、スポーツフィッシングのために湖に住む在来種を一掃し外来種を放ったという数年前に書かれた記事が出てきた。今がどこまで変わったかはわからないけれど、この本を読んでからだとこの記事は考えさせられるものがある。

  • 資本主義社会へのアンチテーゼ
    多方面に尖ってて笑ってしまった。

    ・慈善活動は満足していない人、苦しんでいる人が他人を助けることで自分の価値を見出す自己満足そのもの。もし彼らが幸せになれば慈善活動はしない、忘れる。
    ・綺麗な服装や家は他人へ自身の地位を示す物。そんなものはいらない。哲学者等の知識人は従来から質素な生活をしてきた。
    ・ワーキングプアは自給自足の生活しろ!

    そして自分と、森とこれ程までに向き合った人の追体験ができる本は貴重、家にいながらソローと共に森を、動物を、孤独を楽しめた。努力最高孤独最高(♡.♡)!

  • 4分の3くらいまで、なんとか読んだけど、挫折。なんか想像していたのと内容が違ってた。あと、なんかちょっと理屈っぽさがダメだった。

  • 人間はひとりひとりが自分の生活の細部までをも、いちばん高度で重大な思索に値するものにする義務がある

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