- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041245217
感想・レビュー・書評
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小西行長と加藤清正の二人を取り上げた時点で、この小説の面白さは確約されたようなものだが、遠藤周作はキリシタンの立場で小西行長を描けるのでリアリティが高まる。
歴史小説として出色な作品だと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
熊本県を舞台にした小説を読んでいます
企業にあてはめると、上巻は
秀吉に勢いがあり、人心コントロールが行き届いている中で 加藤清正と小西行長が 競争しながら、組織全体を 引き上げているので、組織の上昇気流時の競争を描いているように見える。
上場前のベンチャー企業みたいな感じ。カリスマ性のある創業社長と 彼を慕う 武闘派と知性派の部下みたいな -
2015.6.2(火)¥150+税。(-2割引き)
2015.7.20(月)。 -
小西行長の生き様がありありと浮かびます。理想と現実のギャップに悩まされ、自らの立場に迷い、それでも面従腹背の生き方を掴み貫こうとする小西の姿に引き込まれます。英雄では決してないけれど彼に不思議な魅力を感じました。加藤清正との確執、石田三成との共犯、高山右近への羨望など、武将達への小西の感情もはっきりと現れています。
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加藤清正と小西行長。
そして、秀吉。二人の個性と心理模写が、ことごとく、腹に落ちる。
遠藤周作は、心理模写にかけて最高だ。 -
宿敵の死んだ午後
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加藤清正と小西行長のライバル関係のお話。
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ラストは賛否両論ですが肥後宿敵にはたまらない一冊だと思うわけで
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関ヶ原経由で九州の二人が気になって読んでみた。
小西の天井知らずな惨めさ+清正の対小西の半端ない嫌悪感+秀吉の怖さと、すごく…こってりです…さすが遠藤周作。
下巻はこれから。