美輪明宏が語る寺山修司 私のこだわり人物伝 (角川文庫 わ 11-4 私のこだわり人物伝)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041315347

感想・レビュー・書評

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  • 美輪さんのする、知的でロマンチックな昔話が大好きで買いました。やっぱり、いいなあ。自分の生きた時代のことほんとうにお好きだったんだな、わたしも背筋をしゃんと伸ばそうと思えます。同時収録されてる脚本は、ちょっと過激で、でも詩的な言い回しがたくさんあって、「毛皮のマリー」いっきに読めてしまいました。

  • 寺山修司が死んだ年に生まれた私。美輪さんみたいに、生きてる時代を体感してみたかったなあ。

  • 美輪さま、さすがの炯眼。当時の演劇界の様子とかも興味深く、もはやアングラ界の生き字引と呼びたい。長生きしてください。

  • ひっさびさに戯曲「毛皮のマリー」を読んでしまった。が、やっぱり気持ち悪くて美しくてすばらしかった。寺山の意外な一面が美輪さんによってわかった気がする。嫁姑問題とかあんまり想像したことなかったもの。マザコン気味だとは思っていたけれど。

  • すごいなー天才のまわりには天才が集まるんだ。
    美輪さんのお話が貴重すぎる!
    寺山修司が少しわかったような気がする。
    作品の特徴とその成立背景がわかったような気がする。

  • 美輪さんと寺山さんの思い出話。自然と三島由紀夫の話もでてくる。美輪さんが二人の違いについて書いているところで、一番の違いとして太宰治を、デカダンスを許容するかしないかというのをあげていて、なる程なーと思った。
    美輪さんにしか書けないことがたくさんあるんだな。

著者プロフィール

長崎に生まれ、小学校の頃から声楽を習い16歳でプロの歌手としてデビューし、1957年「メケメケ」、1966年「ヨイトマケの唄」が大ヒット。
ファッション革命と美貌で衝撃を与える。
俳優としては、寺山修司の「演劇実験室◎天井棧敷」の「青森県のせむし男」「毛皮のマリー」、三島由紀夫に熱望された「黒蜥蜴」をはじめ、ジャン・コクトー作「双頭の鷲」、デュマ・フィス原作「椿姫」、エディット・ピアフの生涯を描いた「愛の讃歌」など数々の当たり役を持つ。
作家としても、衝撃の自伝「紫の履歴書」(水書房)をはじめ、「人生ノート」(パルコ出版)など数多くのベストセラーがあり、テレビや映画も、宮崎駿監督によるアニメーション映画「もののけ姫」「ハウルの動く城」への声優としての参加、「ありえへん∞世界」(テレビ東京系)にもレギュラー出演中など枚挙にいとまがない。
2012年から四年連続の出場となったNHK「紅白歌合戦」では、「ヨイトマケの唄」や日本語バージョンの「愛の讃歌」で大晦日のお茶の間を圧倒した。

「2021年 『新装版 天声美語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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