美輪明宏が語る寺山修司 私のこだわり人物伝 (角川文庫 わ 11-4 私のこだわり人物伝)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041315347
感想・レビュー・書評
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美輪さんのする、知的でロマンチックな昔話が大好きで買いました。やっぱり、いいなあ。自分の生きた時代のことほんとうにお好きだったんだな、わたしも背筋をしゃんと伸ばそうと思えます。同時収録されてる脚本は、ちょっと過激で、でも詩的な言い回しがたくさんあって、「毛皮のマリー」いっきに読めてしまいました。
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寺山修司が死んだ年に生まれた私。美輪さんみたいに、生きてる時代を体感してみたかったなあ。
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美輪さま、さすがの炯眼。当時の演劇界の様子とかも興味深く、もはやアングラ界の生き字引と呼びたい。長生きしてください。
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ひっさびさに戯曲「毛皮のマリー」を読んでしまった。が、やっぱり気持ち悪くて美しくてすばらしかった。寺山の意外な一面が美輪さんによってわかった気がする。嫁姑問題とかあんまり想像したことなかったもの。マザコン気味だとは思っていたけれど。
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すごいなー天才のまわりには天才が集まるんだ。
美輪さんのお話が貴重すぎる!
寺山修司が少しわかったような気がする。
作品の特徴とその成立背景がわかったような気がする。 -
美輪さんと寺山さんの思い出話。自然と三島由紀夫の話もでてくる。美輪さんが二人の違いについて書いているところで、一番の違いとして太宰治を、デカダンスを許容するかしないかというのをあげていて、なる程なーと思った。
美輪さんにしか書けないことがたくさんあるんだな。