人形はなぜ殺される (角川文庫 緑 338-7)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041338070

感想・レビュー・書評

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  • マリーアントワネットのギロチンシーンを手品で…という趣向から次々に始まる殺人事件。
    人形が殺され(?!)そして綾小路家の血を継ぐ者が次々に。

    で、謎は解けたかというとこれは分らなかったですね。まさか鉄道トリックまで持ち出されることになるとは!

    • kwosaさん
      jyunko6822さん!

      おひさしぶりです。お元気ですか。

      『人形はなぜ殺される』高木彬光

      名前だけは知っていた作家の本。
      たまたま...
      jyunko6822さん!

      おひさしぶりです。お元気ですか。

      『人形はなぜ殺される』高木彬光

      名前だけは知っていた作家の本。
      たまたまブックオフの100円コーナーでこの版をみつけ、それをきっかけに『刺青殺人事件』へと読み進め、すこしずつ高木彬光を読むようになりました。

      名作といわれるだけあってやはり面白かったですね。
      「鉄道トリック」にも驚きましたが、ある死体の隠し場所(?)にも唸った記憶があります。

      余談ですが、ようやく『占星術殺人事件』に取りかかりました。
      2013/04/30
    • jyunko6822さん
      kwosaさん、コメントありがとうございました。
      新旧取り混ぜてミステリーに溺れています。
      これも読書会のセンパイが是非犯人当てを!といって...
      kwosaさん、コメントありがとうございました。
      新旧取り混ぜてミステリーに溺れています。
      これも読書会のセンパイが是非犯人当てを!といってニヤといや~な笑顔で下さったモノでした。犯人当てだけが醍醐味じゃないです!とは悔し紛れ…
      2013/04/30
    • kwosaさん
      jyunko6822さん!

      本棚にコメントをありがとうございます。
      そちらにも返事を差し上げています。

      僕も最近、ミステリ熱が再燃してき...
      jyunko6822さん!

      本棚にコメントをありがとうございます。
      そちらにも返事を差し上げています。

      僕も最近、ミステリ熱が再燃してきました。

      jyunko6822さんは、いいセンパイをお持ちでうらやましい(笑)

      犯人に関しては、作者の中盤でのサービス精神旺盛な書きっぷりで目星がついてしまいました(邪道です)。

      >犯人当てだけが醍醐味じゃないです!とは悔し紛れ…

      いやいや、僕も本当にそう思います。
      全体を包む魔術的な雰囲気や終盤の盛り上げ方など、読みどころがいっぱいですよね。
      神津恭介が将棋をやるあたりも、ヴァン・ダインの影響かな? なんて考えるのも楽しいですし。
      書いていて気がつきましたが、 jyunko6822さんの読書会にて『刺青殺人事件』『占星術殺人事件』をあわせて読む企画は、なるほど面白いですね。

      『人形はなぜ殺される』『刺青殺人事件』をお読みになったのであれば、短編ですが『妖婦の宿』はおすすめですよ。
      角川文庫版は絶版ですが、アンソロジー等に収録されているのではないでしょうか。

      長々と失礼しました。ではまた。
      2013/04/30
  • なかなか面白かった

  • 20160704

  • 欧米の1930年台から1940年台の作品を読むような感覚があった。いかにも古めかしいイメージ。

  • 昭和30年に書かれた本みたい。新幹線がまだ出来てないのね。

  • 私が初めてトリックを見破った、記念的な作品(笑)

  • 衆人環視の中、奇術用の人形の首が忽然と消え、その後ギロチンによってマリーアントワネットの扮装をして切断された首無し屍体のそばにその人形の首が。寝台急行に轢かれたバラバラの蝋人形。そして次の寝台急行によって轢死させられた元子爵の令嬢綾小路佳子。殺人の前に必ず人形が「殺される」。消えた人間の首は何処に?名探偵神津恭介が挑む希代の悪魔か魔術師からの挑戦。と同時に著者から読者への挑戦状も突きつけられる。消えた人間の首の保管場所やその他トリックに鮮やかに騙され、犯人は全くの圏外に考えてた人物で、してやられました。

  • 推理小説って、殺伐としているとかちなまぐさいとか欲望のあらわれとかよく、云われるけど、なんていうか、架空の舞台で、架空の存在である、ということをふまえたうえで、ひとひとり、もしくは何人かでもの、亡くなる理由、意味、被害者や犯人やまわりのひとたちのひととなりまでを、探偵や助手や警察や読者が考え抜くという側面があるんだよな…てすごく、おもいました。

  • 神津恭介

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著者プロフィール

1920年9月25日、青森県生まれ。本名・誠一。京都帝国大学工学部冶金科卒業。48年、失業中に書いた「刺青殺人事件」が江戸川乱歩の推薦で出版され作家デビューし、「能面殺人事件」(49-50)で第3回探偵作家クラブ賞長編賞
を受賞する。79年に脳梗塞で倒れるが過酷なリハビリ生活を経て再起、「仮面よ、さらば」(88)や「神津恭介への挑戦」(91)などの長編を発表。作家生活の総決算として「最後の神津恭介」を構想していたが、執筆途中の1995年9月9日に入院先の病院で死去。

「2020年 『帽子蒐集狂事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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