人生は野菜スープ (角川文庫 緑 371-8)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371084

感想・レビュー・書評

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  • 「給料日」以外の三篇はよかった。「人生」と「馬鹿」は旅モチーフだからとくにそう感じるのかも。

    ■人生は野菜スープ
    まさかここで終わるとは! ひさしぶりにやられた 「あたしたち、ひょっとしたら似たものどうしかもしれないわ」
    コータローのツイート、これかあ
    https://twitter.com/furuichikotaro/status/1509463397544644612


    ■貸し傘あります
    読んでると無性にジャズが聴きたくなる


    ■馬鹿が惚れちゃう
    男二人とストリッパー六人 昭和の香り漂う旅物語
    夏の北海道 室蘭 澄んだ陽光と空気 秋の気配 ロードムービー
    こりゃ完全に「傷だらけの天使」だな ショーケンと水谷豊で脳内再生される

    ミステリーもサスペンスもない 大した事件も起きない 日々のちょっとしたできごとが積み重なって 旅と言えるような言えないような夏の終わりの日々が 室蘭のストリップ小屋で過ぎていく

    ちょっと涙が出てくるほどに良かった 透き通った青空と心地よい風を感じられるくらい

    大学の頃の北海道旅 懐かしいなにかが心に浮かぶもうまくつかめない


    ■給料日
    ちょっとダメだった 以前に読んだときもそう思ったっけ?


    四篇ともセリフで終わるスタイルになっている

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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