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- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041371435
感想・レビュー・書評
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さまになった外観は、ひとつのシーンをつくるだけではなく、内面への愛のきっかけとなりうるのだということを初めに教えてくれたのは、彼女なのだ。
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短篇とも呼べないような散文の連続は、小説というよりもひとつの風景やふとした瞬間を切り取った写真を言葉を使って丁寧に表しているのでは、というような印象を受けた。著者が自分自身でもくり返し写真やカメラのことを書いているのもうなづける。収録されている中道順詩の写真もデザイン的な視点で撮られた写真がほどんどで、ワンシーンを切り取っているという意味では、この作品に非常にマッチしている。
言葉を使って何かを表現することはもちろん簡単なことではないが、この人の小説を読むときれいな言葉を使って表現することはもっともっと難しいことのように思える。ただの「お洒落なラブストーリー」ではないことは確かだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夏になったら片岡義男が読みたくなる。
こんな女いないよ、と思いながらも、いたらいいよな、と思ってしまうのが男の心情。 -
ちょっと時代がかっているかな。バブルっぽいというか。でも、読んでいるうちに「彼女」に憧れ、そういうオトナの女性になりたいと思っている自分がいた。
バイクには乗らないけど、それ以外は、まぁまぁ近いかな?うそ?!(2006.11.13)
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