夏から秋にかけての短編 (角川文庫 か 7-76)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041371800

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  • 細かいところで「おっ!」というのはあったが全体的にはイマひとつ。

  • レズビアンのかたくしなやかな友情と究極の恋愛。
    寅さん映画について語り合う雨の日の4人。
    偶然で二日続いた普通のセックス。
    ステーションワゴンが作る彼女の風景。
    そして彼女から勇気を引き出す夢のような薄い下着。
    夏から秋へ。時間は消えた。
    物語がいくつか残った。

    短篇集。
    ひさびさのアタリと言っていい作品かも。
    一話目の「青いマスカラの涙」はやたらロマンチックというか、描写が綺麗。最初に持ってくるのがもったいないくらい。
    そういえば片岡作品に涙ってあまり出てこないね。
    逆に「逢いたかったのに」はシンプルな、いかにも片岡作品らしい話。
    この2話だけでも買った価値あり。
    「雨の柴又慕情」が私の好みに合わなかったかな。まぁでもこれはもともと寅さんがあまり好きじゃないからか。

  •  もう死語と化した女言葉を使った短篇が多い。
     読む価値はそれほど無い。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年には「スローなブギにしてくれ」で第2回野性時代新人文学賞受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳などの執筆活動のほかに写真家としても活躍している。『10セントの意識革命』『彼のオートバイ、彼女の島』『日本語の外へ』『万年筆インク紙』『珈琲が呼ぶ』『窓の外を見てください』『いつも来る女の人』『言葉の人生』ほか多数の著書がある。

「2022年 『これでいくほかないのよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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