- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041417034
感想・レビュー・書評
-
男女逆転、入れ替わりの話は今となっては定番だけれど、当時としてかなり珍しかったのではないだろうか…。
70年代後半からの80年代…。
どうなんだろ。
男の子、斉藤一夫と、女の子、斉藤一美。
なんと名前も一文字違いの二人が、身代わり地蔵の前でぶつかって入れ替わる…。
一夫の言葉遣いが乱暴で時代を感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
353
2016年では133冊 -
入れ替わり物語のはしりとも言える一冊。
現実にはありえないけど、面白かった。
中学生にすすめるにはいいかも。 -
読了2度目か。
いまさらながら、映画「転校生」は、かなり原作に忠実だったと分かった。台詞はほぼ原作通り。もちろん、その台詞をどんなシーンで、どんな流れの中で使うかが大切。映画はしっかりはまっていたと思う。
そもそも最初が映画なので、原作を読んでもストーリーをなぞるような感覚。あのラストシーンがあるので、どうしても映画への思い入れの方が強い。 -
子供向けで詰まらないかと思って読んでいたが、面白い。子供だからこそ単純だし素直で、入れ替わった相手の長所を認める。可愛いなと思った。
-
転校してきた女の子一美は、主人公の一夫の幼なじみ。その二人がふとしたことで、体と心がいれかわってしまう。男が女になり、女が男になったときに世間がどう変わるかを考えただけでも面白いが、それが自分のよく知っている相手だとさらになにが生まれるのか。原作は1979年、今から30年も前の作品、作者はなんとあの『ボクラ小国民』の山中恒である。当時はまだ今のようにジェンダー論が盛んでなかったろうから、男と女の役割のようなものを、入れ替わった二人が感じることになるのだが、今だと、もっと違ったものになったかもしれない。その意味で、この作品をリメイクした映画『転校生』第二弾はちょっとレトロ調でもの足りない部分もあった。