新装版 矢沢永吉激論集 成りあがり How to be BIG (角川文庫)
- KADOKAWA (2004年4月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041483039
感想・レビュー・書評
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体温上がった
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横浜についてからが楽しい(^^)
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なんか、夢とかそんなんじゃないのに、
語り口のせいで全部夢みたいになっちゃって、
すごい。
俺もコオマン決めたくなります。 -
なるほど
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矢沢永吉という人が本当に真面目でストイックでブレない人だということがわかった。
そして、今現在の姿を見てもこの当時の考えをそのまま続けていることが想像できる。
今まであまり聴いたことなかったけど、、是非聴きたいと思う。
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永ちゃんの原点は怒りだったのか
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矢沢永吉の自伝。生い立ち、上京してバンド活動を開始、キャロルとしてメジャーデビュー、解散してソロに、といったあたりまでが書かれている。
目次に「取材構成:糸井重里」とクレジットされているとおり、本人への取材に基づいて糸井氏が書いている。一貫して矢沢の一人称で語る文体の中に、説明的な情報が違和感なく織り込まれており、引き込まれる。
幼少期の貧困と、両親がいない環境で育ち親戚から疎まれた強烈なコンプレックスを音楽にぶつけたヒーロー。この一般的に知られているYAZAWA観を生い立ちから掘り下げる一方で、意外な面も語られる。
例えば、(最終的にはセンスと実践が重要だと言いながらも)高校時代に音楽を始めた頃に独学だが楽典をしっかり学んだというエピソードや、同じく高校時代に知り合ったキャバレーの経営者からデール・カーネギーの「人を動かす」をもらい何度も読んだというエピソードは意外だった。
また、インディーズ時代の下手なメンバーは切り捨て他のバンドから引き抜いてくるといったプロ志向ゆえの冷徹さ、使い古したアンプを購入価格の2倍で売りつける厚かましさ(それも多少なりとも恩義のある人間に)は、そこまでしてでも成し遂げたいことがあるという強さでもあり、自分にはそれが許されるという傲慢さでもあると感じた。もちろん、それに惹かれる人間も多い。
なお、ネットのスライムのコピペでも使われている「ワオワオ」という言葉は1箇所(?)あった。
「外車、キャデラックなんかにボックンボックン乗って、ワオワオやってたらあんな家なんか建たない。」
(作詞家の阿久悠が、保土ヶ谷の安アパート暮らしをしながらお金をため、伊豆に豪邸を建てたことについて。) -
取引先の偉い方が最近読んで良かった、と言っていたのを聞いて買ってみた。
1980年、矢沢永吉29歳のときに書かれた半生記。
戦後の広島に生まれた矢沢氏が、ロックスターとして文字通り成り上がりを遂げるまで、及びその矢沢氏を裏付けるフィロソフィーについてインタビュー形式で書かれている。
発売から35年以上経っているので、多少時代にそぐわない部分はあるし、矢沢氏の現在までの軌跡をさらに知ると様々な見方ができる本ではある。
しかし、絶望的に何もない生活から、故郷を捨てて単身横浜に乗り込み、自分の腕っぷしだけですべてを手に入れたこの人。当時の不良たちのカリスマだったこの人の熱すぎる情熱に心動かされるのはわたしだけではないはず。
3本柱はレコード、ライブ、ファミリー。
具体的に自分が何をしたらいいのかはまだまだ掴めておりませんが、これを読んだときにこみ上げてきた熱いものはずっと忘れずにいたい。 -
怒りを原動力にしてポジティブに変えて成り上がる姿が描かれている。
いまの生活に不自由なく満足していると感じたので、まずは親元を離れて自立することから始めようとおもった。 -
執念とも言える想いが、彼をいまの地位に導いた。