十津川警部「標的」 (角川文庫 に 4-71)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041527726

感想・レビュー・書評

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  • 何だか今の日本を予言しているような内容で驚いた。消費税の増税や(元)首相の殺害は実際に起こっているし、所詮
    はフィクションと馬鹿に出来ない。十津川警部達が辞職して、偽物がいる病院を急襲した時はマジかよと思ったけれど、最後は大団円だったからホッとした。

  • 「十津川警部「標的」」3

    著者 西村京太郎
    出版 角川文庫

    p10より引用
    “サイトに危険なメッセージが載ったとしても、それだけで、会
    員のリストを提出せよという裁判所命令はとれなかった。”

     ミステリーの大家である著者による、おなじみの刑事が活躍す
    る長編ミステリー。
     とあるサイトに殺人予告が書き込まれた、そこから始まる事件
    に御存知十津川警部達が挑む。

     上記の引用は、サイトに書き込まれたメッセージについての一
    文。書き込んでいる本人は冗談のつもりであっても、最近の事情
    を鑑みるに、冗談でしたでは済ませてもらえないのではないでし
    ょうか。楽しいネット空間がこれからも維持されるように、つま
    らない事件は起こらないで欲しいものです。
     今作は鉄道やその周辺が舞台ではありません。十津川警部はい
    つでも鉄道に乗っているか、旅先で仕事してるイメージもってい
    ましたが、私がこのシリーズを読んでいないだけのようでした。

    ーーーーー

  • 「愛のサイト」で書かれたK・Eへの殺害予告。
    十津川率いる捜査本部は、それが本当に犯行予告なのか、全く想像が付かなかったが、付かないなりに捜査してみると・・・

    「国家」という大きなものを相手にしたときに、人間はどう動けるのか。十津川と友人の新聞記者・田川は勇敢だった。
    そして、十津川率いる一課の刑事たちも。

    最後の攻防は、手に汗握り、結末に驚く。
    十津川作品でもかなりのヒット作ではなかろうか?
    ドラマ化したら面白そうな一作である。

  • 総理大臣誘拐事件。
    まさかの大事件。

    社会派西村京太郎がやりたかったことはこれなのだろうか。

    偽の総理大臣をたてて,様々なことをしようとする人がいる。

    十津川警部はじめ,警察官が辞職して,偽の総理大臣を誘拐しようとする。

    男のロマンなのかもしれない。
    壮大すぎてついて行けない人もいるかもしれない。

  • (宗美智子)

  • 非現実的な内容ですが個人的には好きな内容です

  • 平成17.10.25 初版 ¥514
    「愛のサイト」――出会い系といわれるこのホームページに、K・Eというイニシャルをもつ人物の殺人予告が掲載された。当初は単なる悪戯かと思われたが、次々と事件が起きてしまう。俳優の河原英二が爆弾で殺され、殺人予告を書き込んだと思われる女性も死体で発見される。捜査が混乱を極める中、首相の河原英太郎の身にも危険が迫り…。犯人の目的は一体何なのか?大事件に、十津川警部が挑む!

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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