- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041607152
作品紹介・あらすじ
金売買のインチキ商法で世間を騒がせた会社幹部が交通事故死した。「ホトケのオデコ」という妙な言葉と名刺を残して……霧の軽井沢を舞台に、信濃のコロンボ竹村警部と名探偵浅見が初めて競演した記念作。
感想・レビュー・書評
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浅見光彦シリーズ。
内田さんの描く光彦が、TVの役者の榎木孝明さんの顔とダブルくらいはまり役です。
私はTVを見てから、小説を読んだので尚更そう思うのかもしれませんが、とてもステキなシリーズです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり以前に読んだ内田康夫さんの“浅見光彦シリーズ”ですが、改めて“全作制覇”にトライしてみようと思っています。
この作品は「第19作目」です。今回の舞台は “軽井沢”。
ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、内田さんのもうひとつの人気シリーズ「信濃のコロンボ」の主人公竹村岩男警部も登場する珍しいコラボ作品です。 -
金の売買などのインチキ商法で世間を騒がせた「佐賀原商事」の幹部社員平山は、南青山で交通事故に遭い、死亡した。後には「ホトケのオデコ」という謎の言葉と「九条亜矢子」という名刺が残った。亜矢子は現在、政界に隠然たる影響力を及ぼすフィクサー・大原と結婚していた。一方、軽井沢大橋で、警視庁公安部員が不審死を遂げた。事件の背後には四十数年前のある出来事が…。
信濃のコロンボ・竹村警部と名探偵浅見光彦が初めて共演。
霧の軽井沢を舞台に、上流社会の絢爛たる世界を描くロマンティック・ミステリー。 -
浅見光彦の公式第19事件
公式第1事件の「後鳥羽伝説殺人事件」にレビュー -
読むと、軽井沢に旅行したくなるよな話だ。
また、軽井沢って一口に言ってもこんなに広い?んだ・・・って思う。
昔から住んでいる人や実際に別荘を持っている人からすれば、地域名を言っただけで、持つ印象も、思い浮かぶ景色も違うのだろうなぁ。
この物語の「結び」が霧の中に封じ込められたように、なんていうか読み終わってもいまひとつ非現実的で、夢の中に居たような印象を受けるのはやっぱり・・・物語中でも言っているように「軽井沢」という土地が持つ独特のものがあるのかもしれない。 なんていうか、一種の異空間みたいな?
不思議な物語だった。 -
昨年訪れた軽井沢の地を思い起こしながら読みました。
人間関係とその土地の雰囲気を味わいました。 -
あああ、惜しい!
最後の方にちょっとがっかりする描写があって、
それさえなければ
私は初の★4つを内田康夫作品に捧げるところだった。
私が読んだ内田康夫作品の中では一番良かったんだけどなー。
どの辺が?
と聞かれると、
えーと、なんかわざとらしくないところとか、
話が複雑に絡み合っているところとか。
でもこの絡み合っているが故に
最後の方で私が興ざめする一文が出てきたんだと思うけど…。
それでも★3つ(=面白い)です。 -
金売買のインチキ商法で世間を騒がせた会社幹部が交通事故死した。「ホトケのオデコ」という妙な言葉と名刺を残して。霧の軽井沢を舞台に、信濃のコロンボ竹村警部と名探偵浅見が初めて競演。