タイトルの珍妙さに、思わずなんだこれはと手にとってしまった一冊。ストリートの描写--レコード屋でバイトしてたら、ホルストの「惑星」をかけてくれ、と頼み、ふところから指揮棒を出してアルバム一枚分指揮してから、ありがとう、と言って去るお客の話が好き---から、アラーキーをはじめとしたアート界隈のひとびとの訪問記---インテリアが中国風になっていてチャーシューメンみたい、ってどんなかんじかな---あと、三島剛さんの家にいくとメニューが出てくる(ビール、コーラ、お茶など)ってなかなかないなあ、と。そしていまとなってはおみかけしないオールドファッションなエロマンガ、エロルポルタージュも。ノーバン喫茶、のぞき劇場、などなど。