涙のブラディ・マリー (角川文庫 き 7-24)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041646243

作品紹介・あらすじ

人は、どこまで純粋な恋や結婚ができるのだろう…。私は沢田麻里。25歳。ホノルル生まれの日系五世。ワイキキ・ビーチに面したホテルで、バーテンダー兼ホテル探偵として働いている。今回の依頼人の雅美は、幼くして別れた父を捜すために婚約者の徳田とハワイまで来たものの、徳田の生き方に疑問を持ち始める。結婚を前に思い悩む雅美の中で、私が言った「生きていく流儀」という言葉が無限に広がっていく。そして…恋の行方は…。大好評ブラディ・マリー・シリーズ、待望の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • ホノルルのホテルでバーテンダーとして働く沢田麻里は25歳。元警察官という経歴を総支配人のジムに買われ、必要に応じてホテル探偵の仕事も引き受けることに。
    今回、麻里に舞い込んだ依頼は人探し。婚前旅行でやってきた雅美は、生き別れた父に会いたいという。
    一方で。婚約者の徳田は麻里に、もし父親が見つかっても雅美には黙っておいてほしいと言い出し……。

    2015年9月24日、読了。
    シリーズで一番好きなのが、この第2弾です。
    喜多嶋作品のテーマである「ウェイ・オブ・ライフ」が物語の中央にどかっと居座っていて、とにかく直球ストレートなところが好き。
    だけど、今回読み直して気付いたのは、雅美の父親がパン職人というところも好きな理由かもしれません。生き別れてはいませんが、私の父もそうなので、雅美の言う、パンの匂いっていうのが理解出来るんですね。

  • ブラディ・マリー二作目です。

    読むつもりはなかったのだけれどなぁー!!
    どうもシリーズものには弱いのです。
    一つ読んだら他の作品も読まないと気が済まなくて…。

    ここまで呼んだら、最後までブラディシリーズにお世話になります!!

    短い時間で読めるので長編を読んでいる時の息抜きにちょうど良いかも。

  • シリーズ2作目。
    このシリーズのパターンが理解できたような。
    女性が自立していく感じ?1作目より好きな感じでした。
    それに、出てくる食べ物がとてもおいしそうでしたー。パン屋さんのパンとか。ポキ食べてみたい。作ってみようかな〜♪

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著者プロフィール

5月10日東京生まれ。コピーライター、CFディレクターを経て、第36回小説現代新人賞を受賞し作家に。スピード感溢れる映像的な文体で、リリカルな物語を描き、多くの熱烈なファンを獲得している。近作は『地図を捨てた彼女たち』『みんな孤独だけど』『かもめ達のホテル』『恋を、29粒』『Missハーバー・マスター』(すべて角川文庫)、『海よ、やすらかに』(株式会社KADOKAWA)など。湘南・葉山に居を構え執筆と趣味の海釣りに励む。

「2022年 『潮風メニュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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