宇宙皇子 妖夢編 5 (角川文庫 ふ 3-59)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041653593

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  • 恵美押勝に対して不満を抱く貴族たちが、彼を排除しようとする陰謀を企てます。宇宙皇子は彼らに対して一定の距離を取りながらも、押勝に権力が集中することを妨げようと金剛山の鬼たちを率いて押勝の援軍と戦います。ところがその結果、称徳天皇の信頼を受けている道鏡が権力を握ることになります。

    そしてついに、力を持つ者によって国は導かれなければならないと考える道鏡は、みずからの野望を実現するに際して邪魔になる金剛山に攻撃を仕掛けてきます。宇宙皇子は鬼たちを指揮して応戦しますが、彼自身も道鏡の妖力に敗れてしまい、小角の加勢によってどうにか金剛山は敵を退けることになります。

    今回は道鏡編の前哨戦でしょうか。この後は、宇宙皇子や各務、遊鬼たちがまた一段と成長を遂げた上で、再戦の日を迎えることになるのでしょう。

  • やはりというかなんというか、敵対してきましたね道鏡さま。
    日本史の中でもめずらしく皇家じゃないのに天皇になろうとした男。
    政は力だと言い切るが力だけだと力に負けますよね…;;

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著者プロフィール

脚本家、小説家、放送作家。慶應義塾大学文学部国文学科卒(1958年)。日本文芸家協会、日本ペンクラブ、日本脚本家連盟会員。京都嵯峨芸術大学客員教授。特撮作品やアニメーションの脚本家として『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『突撃! ヒューマン!!』『サンダーマスク』、『マジンガーZ』『六神合体ゴッドマーズ』『宇宙戦艦ヤマト』など多くの作品に携わり、小説家として累計1,000万部を売り上げた『宇宙皇子』シリーズなど。

「2015年 『今は昔“言霊”(メッセージ)あり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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