- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041664155
感想・レビュー・書評
-
読書録「魔界医師メフィスト闇男爵(下)」3
著者 菊地秀行
出版 角川文庫
P38より引用
“猿沢がさして驚かなかったのは、<新宿>では、ざらに見られ
るーーーないし、あってもおかしくはない現象だからだ。”
目次から抜粋引用
“血の祝祭夜
血浴み
凍らせ屋
石結界
魔震2”
超常の力を持つ医師を主人公とした、ダークファンタジー長編
小説。シリーズ第6弾。
メフィストは闇男爵によって斃された、最大の強敵を排除した
彼を止められるものはおらず、彼はその目的のために、主のいな
い医院へと歩を進める…。
上記の引用は、区議の一人の前に現れた光景についての一文。
一条に糸が女の尻になりその内全身が現れたのですが、さすが魔
界都市、なんでもありだなと思いました。
これだけなんでもありならば、想像の赴くままに書くことが出来
て、著者はこの作品を書くのがものすごく楽しいのかもしれない
なと思いました。本当は、血反吐を吐くような思いで書かれてい
るのでしょうが。
ーーーーー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
メフィストは斃された。妖艶な白い医師の死によって、“新宿”で闇男爵の恐れるものは何ひとつなくなった。そして今、父・正三郎の目論んだ新宿観光化を遙かに凌ぐ、黒い目的で魔界都市を襲い始めた。衰弱した魔都倫敦に、“新宿”の霊的生命を送り込もうとは。ついに魔道士ダイアン、祈闘師千穂入り乱れて、壮絶な戦いが幕を開けた。あらゆる怪異を呑みつくす狂気の街の危機を救うため、白皙の医師の復活を熱く願って、待望の「闇男爵」完結編、堂々の登場。