アルスラーン戦記〈8〉仮面兵団 (角川文庫)

著者 :
制作 : 天野 喜孝 
  • 角川書店
3.56
  • (32)
  • (38)
  • (108)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 497
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041665084

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • アルスラーンが即位して3年、相次ぐ戦で荒廃した町は徐々に復興し、亡くなった人たちを丁重に弔った後、生きるものは自分の場所で再び生活を始めるのだった。
    アルスラーンは公約通り奴隷を解放し、平民として生きていけるだけの場所を用意する。
    国民から税金を搾り取るのではなく、交易で国を富ませるように国のシステムを作りかえる。
    多くの国民はアルスラーンの政治に満足しているが、しかし、前王の時代に特権階級だった者たちの不満はつのり、「奴隷解放」の波及を恐れる隣国諸国もまた、パルスの繁栄をよく思ってはいない。

    アルスラーンはやっぱりいい子です。
    13歳までは町の子として王宮と無縁の生活をしていたのに、王宮にきてたった2年で自分の意志で王位について、それから3年、全然驕ってもいなければ自分を甘やかすこともない。

    アルスラーンはわかっている。
    いい子の自分でなければ、人々は(ナルサスやダリューンだって)離れていってしまうことを。
    だからといって無理にいい子を演じているわけではないけれど、やはりもっと、感情があふれだしてしまうことがあってもいいのに、と思う。

    “くどいほどにナルサスが若い国王に念を押したのは、「正義に酔うな、正義に目がくらんではいけない、自分の正義を他者に強制するな」ということである。むろんナルサスは、不公正や弱者虐待に対する素朴な正義感を否定しているわけではない。権力者には自省と自制とが必要である、といっているのだ。”
    全くね。

  • 再読。次の『旌旗流転』までは持ってたはずなのに、手許にあるのはここまで。チュルクやミスルの動きが活発化するほか、先王アンドラゴラスの遺体を盗み何やら邪悪な企みを抱く魔道士集団の跋扈など、新たな物語の胎動を感じさせる第2部の幕開けだが、読んでいて強く思うのは、この物語で一番楽しみなのは、アルスラーンの成長でもダリューンの武功でもナルサスの智略でもなく、ギーヴの奔放さなのだということ。もしもギーヴがいなければ、勇壮ではあるが随分と味気ないストーリーになっていたに違いない。

  • 今巻から第2部。第1部の3年後から物語が始まる。主従の掛け合いが相変わらず楽しい。

  •  アルスラーン即位から3年を経て、18歳になった時から第二部が始まる。もはや少年ではないアルスラーンの大人びた立ち居振る舞いを微笑ましく思えてくる。

     「解放王」とされるアルスラーンに対する周辺諸国の反感、そして魔道軍団の暗躍が新たな戦雲を呼び込んでいるようだ。しかし、まだ序盤戦。

     アルスラーンに一敗地にまみれた者たちも絡んできそうで、なかなか楽しみ。

  • 殿下・・・(もう陛下か?)なかなかでてこない・・・

  • 【53】

  • 14巻を機に、久しぶりに再読。
    やっぱりおもしろい。1部も結構忘れている・・・。

  • やった。銀仮面が戻ってきた。がんばれ。
    3年前に王座も、王者の器も、王座の正当性さえも完全に打ち砕かれたのにまさか復活するとは。全部勘違いでした、という恥ずかしさを克服したんでしょう。なんというメンタルの強さ。これは頑張ってほしい。咬ませ犬で終わらない道はあるのか。。そこが難しい。
    いつのまにか銀仮面が好きで好きで一番応援している不思議。

  • 平和。平和でいい。
    アルスラーンの悪知恵が成長してる!

  • アルスラーン戦記・・・2部開始。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

田中 芳樹(たなか よしき)
1952年、熊本県本渡市(現・天草市)生まれ。学習院大学文学部・国文学科卒業、同大学大学院博士課程(国文学)修了。1978年に李家豊(りのいえ ゆたか)名義で雑誌『幻影城』に応募し、『緑の草原に…』で第三回幻影城新人賞(小説部門)を受賞、作家デビュー。
1982年、田中芳樹名義で、『銀河英雄伝説』シリーズを発表。アニメ化、コミック化、ゲーム化された大人気作品となる。ほか、2017年に完結した『アルスラーン戦記』もアニメ・ゲーム・コミックなど様々なジャンルミックスがなされており、非常に人気が高い。ほか、『創竜伝』などの人気シリーズがある。

田中芳樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする