帝都物語 6 不死鳥篇 (角川文庫 緑 690-6)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041690062

感想・レビュー・書評

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  • 時代は飛んで戦後の混乱期。
    魔人加藤が復活し、恵子も本戦復帰する。
    やっぱりこうでなくちゃ。

  • あれ?もう戦後やんけ。
    オカルト!虐殺!幻覚キメた時に見るような呪い!これらの成分増し増し。これを期待していた。

  • 副題のごとく加藤が復活する。<5魔王篇>では日本が軍国主義に突き進む2・26事件で終わり、本篇では太平洋戦争終戦の時から書き起こされているので、続けて読むと戸惑ってしまう。香港の貧民窟で復活の狼煙を上げた加藤が、再度、いや三度首都東京の壊滅に立ち上がる。寺田寅彦、幸田露伴が鬼籍に入り、代わりに若き日の三島由紀夫こと平岡公威が登場し、物語に新たな息吹が。そして病みぬいた辰宮由佳理の死。加藤の思惑どおりなのだろうが、これは彼女にとって救いだったのではないだろうか。

  • 帝都物語〈6 不死鳥篇〉 (角川文庫)

  • 加藤さんは巫女萌えといふ悍ましいものにかまけてしまったので、J・ニーダム大先生の前でちょっとその体を捨ててみる。
     そんで以て将門公はまだ大空襲にも拘らずおねむっぽいので、ちょっとアクセスするため、加藤さんは霊的ステージ高めの大川周明大先生に接触してみるが。
     『パラノイア創造史』で、聖別された病としての梅毒が出てゐたが、本書ではその辺は無し。

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著者プロフィール

作家・翻訳家・博物学者。京都国際マンガミュージアム館長。
平井呈一に師事、平井から紹介された紀田順一郎とともに、怪奇幻想文学の日本での翻訳紹介に尽力。のち活動の幅を広げ、博物学をはじめとして多ジャンルにわたって活躍。
主な著書に『妖怪少年の日々』、『帝都物語』シリーズ(ともにKADOKAWA)、『世界大博物図鑑』(平凡社)、『サイエンス異人伝』(講談社)、『江戸の幽明』(朝日新書)など。『怪奇文学大山脈』Ⅰ~Ⅲ(東京創元社)を編纂。

「2021年 『平井呈一 生涯とその作品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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