大江戸浮世絵暮らし (角川文庫 た 17-57 高橋克彦迷宮コレクション)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041704219

作品紹介・あらすじ

浮世絵は芸術ではない。江戸の庶民のニュースメディアであり、日用品であり、遊びの道具だったのだ!たとえば呉服屋の前に居並ぶ、着飾った三人の美女。何の変哲もない美人画にみえるこの一枚の浮世絵、実は呉服問屋がスポンサーとなって製作した商品広告であった。ときにはカレンダーとして、ガイドマップとして、あるいは玩具としてつくられた浮世絵の数々。それを通してみえてくる江戸の庶民の楽しげで賑やかな暮らしぶり。高橋克彦が多数のカラー図版とともに、独自の視点で浮世絵の知られざる魅力を語りつくす。

感想・レビュー・書評

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  • 高橋克彦さんのすごくわかりやすい解説で、浮世絵が楽しめる。

    lib

  •  芸術の座に祀り上げられたら最後、浮世絵は緩慢な死を迎えること必至。著者が危惧するのはもっともだ。
     せいぜい20文で買えた浮世絵を、江戸庶民がアートと捉えていたはずはない。ピンナップやブロマイドや雑誌の付録のような扱いだろう。
     遊び心に満ちた浮世絵の数々で、そこのところを再確認できた。
     

  • 新書文庫

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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