修羅海道 下: 清水次郎長伝 (角川文庫 緑 713-3)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041713037

感想・レビュー・書評

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  • 小説仕立てではあるが、歴史書の抜粋の列挙に過ぎない。
    名高い「清水の次郎長」やその子分たちを知りたくて手にとったが、エピソードを列挙されては「みな次郎長におそれいった」といったような下りで終わってもまったく感情移入できない。
    かの森の石松も死ぬエピソードで初登場し、そのまま死んでいく。その他の子分も「そのときいたのは大政、小政、○吉、×吉・・・」と似たような名前が個性なく書き連ねられるばかり。
    かなり薄い文庫二冊なので、紙面の都合やら、元となる歴史書の少なさなど理由があるのかもしれないが・・・

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著者プロフィール

1929年和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。78年に『深重の海』で直木賞受賞。その後、織田信長を描いた『下天は夢か』がベストセラーになる。95年『夢のまた夢』で吉川英治文学賞、2005年菊池寛賞受賞。1997年に紫綬褒章を、2003年には旭日小綬章を受章。剣道三段、抜刀道五段で武術全般に造詣深く、剣豪小説をはじめとして多くの武道小説を執筆。2018年5月26日逝去。著書に『明治撃剣会』『柳生兵庫助』『薩南示現流』『雑賀六字の城』『修羅の剣』『大わらんじの男』『龍馬』など多数。

「2022年 『深淵の色は 佐川幸義伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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