財布のつぶやき (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 500
感想 : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041717219

作品紹介・あらすじ

50歳をすぎてようやく考えるようになったこと、それは老後の経済-。蓄えは実家の住宅ローンで消える運命にある。毎年の税金も悩みの種。老後に必要なお金を計置して愕然とし、家計簿をつけてはみたけれど、挫折の繰り返し。スーパーで小さな節約をしたのに、その直後に大散財。どんぶり勘定から脱却し、堅実な生活を送れるのはいつの日か?誰もが直面する「お金」の問題を、率直かつユーモラスに綴ったエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 『かもめ食堂』の原作者、群ようこのエッセイ。
    母・弟に家のローンを押し付けられ、老後のたくわえに喘ぎ、
    家具を取り寄せればハズレばかり、ネコに障子を荒らされる。

    読むと世の荒波を感じますが、作者は逞しく生きるおばさま、といった印象ですね。
    けっこうな皮肉屋なのは、『かもめ食堂』の冒頭から読み取れます。母親死んだときより、ふとっちょの猫死んだときの方が泣いたという。あのストーリー好きだけどね(^^;)

    そして群ようこ、大阪弁の「~してはる」が好きだ、と書いてらして嬉しかったなあ。私も好きでよく使います。
    「上の敬語でもなく並みの言葉でもなく、ほどよく敬うという雰囲気が漂っている(197)」

  • お金のことを学びたくて読んでみましたが
    フリーランスの著者と、雇われ身の私では
    少し環境が違い、途中で読むのをやめました。

  • なぜ、ささいなことがこの著者の手にかかると面白く膨らむのだろう。

  • 読みやすくてすいすい読めたが、どのエピソードもあまり印象に残らなかったのが残念。

    とはいえ、お金の話題については考えさせられるところもあった。
    ご自身が暮らすわけではない実家のローンを身内から不利な条件で組まされて払い続けるという状況には、もっと怒ってもいいと思う。

  • 群さん、身近にいたらなかなか曲者だろうな(笑)
    エッセイ気軽に読めるので良し。

  • お金に対する考え方は人それぞれなのね

  • 久しぶりに名前を見かけたので手に取った。
    思えばこの辺の気楽なエッセイ本は
    椎名誠、原田宗典、とならんで僕が本を定期的に読み飽きた時に
    それでも完全に文字から落ちないためのセーフティネットみたいにあったわけで
    つまるところ、ちょっと疲れていたし手に取った。

    開けてみれば期待を裏切らないお気楽ぶりで
    けなすのではないけれど、いい具合に頭がよろしくない。

    とことん直感的で反射的な言葉の連なりだけれど
    裏表なくてあっさりしているので、それがこの人のいいところだ。

    まぁ、しかし、ご家族の不満は洒落にならなくなるから
    愚痴にするのはよしたほうがいいかな。
    作家ならもう少しこじれて問題になってから書いた方がいい
    というのは僕が性悪すぎるんだろう。

    面白いおばさんなので長生きしますように。

  • 群さんのエッセイは昔から好きで、軽い読み物やくすっと笑いたいときにふらりと読んでいる。
    これもいつも通りの群さん。

  • この作者の淡々とした呟きの日々が綴られており、なんとも味のある一冊です。

    自分が50、60と歳を重ねるときっとついこんなことを言いたくもなる。

    と、いうその瞬間が想像できるだけほどにリアルな呟きでした。

    こっちを立てるとこっちが立たない。

    こっちが立つとこっちが立たないそんな日々。笑!

    とにかく面倒なことは避けたい、やりたくないことも避けたい。楽に楽しく暮らしたい。と誰もが思う理想をこんな風にして諦め、手を抜いていく、同意しまくりの一冊です!

  • いまいちだった。活字に興味がない時代に本に興味を持とうと思って過去に購入した本。財布のつぶやきというタイトルでお金に関するエッセイかと思いきや、お金に関するつぶやきは数多くある項目のうち最初の3つくらい、後は日常の日記をエッセイにしたような本。読むんでいる最中にこの本のタイトル名を忘れるくらい内容はかけ離れている。数少ないお金のつぶやきで心に残った内容は若い時は老後の優先順位は低いが歳を重ねるごとに順位が上がってくるということ。年齢を重ねると考え方も今とは大分異なってくるらしい。なるほど。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2021年 『咳をしても一人と一匹』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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