財布のつぶやき (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 391
レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041717219

作品紹介・あらすじ

50歳をすぎてようやく考えるようになったこと、それは老後の経済-。蓄えは実家の住宅ローンで消える運命にある。毎年の税金も悩みの種。老後に必要なお金を計置して愕然とし、家計簿をつけてはみたけれど、挫折の繰り返し。スーパーで小さな節約をしたのに、その直後に大散財。どんぶり勘定から脱却し、堅実な生活を送れるのはいつの日か?誰もが直面する「お金」の問題を、率直かつユーモラスに綴ったエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 『かもめ食堂』の原作者、群ようこのエッセイ。
    母・弟に家のローンを押し付けられ、老後のたくわえに喘ぎ、
    家具を取り寄せればハズレばかり、ネコに障子を荒らされる。

    読むと世の荒波を感じますが、作者は逞しく生きるおばさま、といった印象ですね。
    けっこうな皮肉屋なのは、『かもめ食堂』の冒頭から読み取れます。母親死んだときより、ふとっちょの猫死んだときの方が泣いたという。あのストーリー好きだけどね(^^;)

    そして群ようこ、大阪弁の「~してはる」が好きだ、と書いてらして嬉しかったなあ。私も好きでよく使います。
    「上の敬語でもなく並みの言葉でもなく、ほどよく敬うという雰囲気が漂っている(197)」

  • お金に対する考え方は人それぞれなのね

  • 久しぶりに名前を見かけたので手に取った。
    思えばこの辺の気楽なエッセイ本は
    椎名誠、原田宗典、とならんで僕が本を定期的に読み飽きた時に
    それでも完全に文字から落ちないためのセーフティネットみたいにあったわけで
    つまるところ、ちょっと疲れていたし手に取った。

    開けてみれば期待を裏切らないお気楽ぶりで
    けなすのではないけれど、いい具合に頭がよろしくない。

    とことん直感的で反射的な言葉の連なりだけれど
    裏表なくてあっさりしているので、それがこの人のいいところだ。

    まぁ、しかし、ご家族の不満は洒落にならなくなるから
    愚痴にするのはよしたほうがいいかな。
    作家ならもう少しこじれて問題になってから書いた方がいい
    というのは僕が性悪すぎるんだろう。

    面白いおばさんなので長生きしますように。

  • 群さんのエッセイは昔から好きで、軽い読み物やくすっと笑いたいときにふらりと読んでいる。
    これもいつも通りの群さん。

  • この作者の淡々とした呟きの日々が綴られており、なんとも味のある一冊です。

    自分が50、60と歳を重ねるときっとついこんなことを言いたくもなる。

    と、いうその瞬間が想像できるだけほどにリアルな呟きでした。

    こっちを立てるとこっちが立たない。

    こっちが立つとこっちが立たないそんな日々。笑!

    とにかく面倒なことは避けたい、やりたくないことも避けたい。楽に楽しく暮らしたい。と誰もが思う理想をこんな風にして諦め、手を抜いていく、同意しまくりの一冊です!

  • いまいちだった。活字に興味がない時代に本に興味を持とうと思って過去に購入した本。財布のつぶやきというタイトルでお金に関するエッセイかと思いきや、お金に関するつぶやきは数多くある項目のうち最初の3つくらい、後は日常の日記をエッセイにしたような本。読むんでいる最中にこの本のタイトル名を忘れるくらい内容はかけ離れている。数少ないお金のつぶやきで心に残った内容は若い時は老後の優先順位は低いが歳を重ねるごとに順位が上がってくるということ。年齢を重ねると考え方も今とは大分異なってくるらしい。なるほど。

  • 2015*12*09

  • THE群ようこ作品の一つ。
    周りに愚痴る代わりに、群さんの作品を読んでストレス発散してます!会う度に愚痴ってたら気づいたら友人に距離を置かれていたというしょうもないことを経験済みの私としては、こんなに共感できるエッセイストに出会て幸せです!笑

  • 気楽に読める一冊。

    50代になり、老後のお金の心配をし始めた群さん。
    金銭感覚は一見庶民的に見えて、貯蓄の習慣がなく、500円玉をせっせと貯めるだとか、小学生みたいなことをしていらっしゃる。
    その500円玉も使ってしまうし。

    今のご時世、老後の生活は国に頼れないので、自分で若いうちから準備しておかないとなぁと思っていたけれど、群さんのエッセイを読んでいると、なんか気が抜ける。

    あんまり深刻に考えても憂鬱だから、ちょっと肩の力を抜いてもいいのかな…と思えた。

  • 群さんは、最初まだ若い方だと思っていたけど、わりと年配の方だった。
    でも、エッセイや小説がとてもチャーミングで楽しい!
    このエッセイも日々の暮らしのこととか、たくさん楽しくて面白いことが書いてある。
    年齢は楽しく重ねたい!

    2015.2.24

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著者プロフィール

群 ようこ(むれ ようこ)
1954年、東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。広告代理店に就職するが半年で退職。6回の転職を経て「本の雑誌社」に事務職で入社。やがて本名で『本の雑誌』に書評を執筆しはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。同年退社し、作家専業となる。
代表作として映画のために書き下ろした『かもめ食堂』、ドラマ化された『パンとスープとネコ日和』など。

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