百物語の怪談史 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 71
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041783054

作品紹介・あらすじ

怪談、百物語研究の第一人者が、古今東西の文献から掘り起こした、江戸・明治・現代の百物語すべてを披露。多様性や趣向、その怖さと面白さを網羅する。怪談会の心得やマナーを紹介した百物語実践講座も収録。

感想・レビュー・書評

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  • アンソロジー、エッセイ、ブックガイドの三部構成により、百物語と本朝怪談文学史との関りを多角的に展望しようとする一冊。語り継がれる中に、警告や民俗学的な暗喩の含まれた古典の方が好みです。個人的に。

  • 百物語の怪談の歴史をさかのぼる。元祖「百物語」は笑い話集だったこと、本当に百話あるのは「諸国百物語」だけなこと、そのほか「付喪神」「百鬼夜行絵巻」など周辺事項との関連も多数。内容は濃い。

  • ホラー/怪談系というよりはその一カテゴリーの解説本というか、〝百物語〟の成立から現代に至る変遷を備に追った、やや学術書的趣すらあり。
    同編者による「闇夜に怪を語れば」など、百物語のアンソロジーを読んでおくとより理解が深まるのかも。

  • 2008/6/16購入。※

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著者プロフィール

1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。「幻想文学」「幽」編集長を歴任。ちくま文庫「文豪怪談傑作選」「文豪怪談ライバルズ!」シリーズはじめ編纂・監修書多数。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)『百物語の怪談史』『文豪たちの怪談ライブ』、編纂書に『ゴシック文学入門』『ゴシック文学神髄』、「文豪ノ怪談ジュニア・セレクション」「平成怪奇小説傑作集」「赤江瀑アラベスク」「文豪怪奇コレクション」の各シリーズ、監修書に「怪談えほん」シリーズなどがある。

「2022年 『桜 文豪怪談ライバルズ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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