- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041801123
作品紹介・あらすじ
渡る世間はエセ面ばかり。誰もがかぶるガラスの仮面――。そんな複雑怪奇な大人の面々を眺め、表情に隠されたドラマと本音を勝手に憶測し鋭くえぐる、ニヤリとせずにはいられない辛口顔面エッセイ。
感想・レビュー・書評
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いろんなシチュエーションでの「表情」をテーマにした、エッセイ。
1番最初の「野球選手にビールをかけられて喜ぶ女子アナは『犯され願望』」は、「そう取るか!」と、思わず感心してしまった。
でも、他の項目は……って感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
酒井節のエッセイ。ほんとおもしろいなぁ、この人のこういう「観察眼」
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高校生のときからエッセイストしてたなんて、まさに物書き業におけるエリートコースまっしぐらの酒井さん。
野球選手にビールをかけられて喜ぶ女子アナに「犯され願望」を見出だし、ミスコン受賞者の「驚くフリ」、AVを借りる際の男性の「今日はたまたま…という言い訳顔」…
一番身近なのは「新婦の友人顔」かな~。こんな観察眼鋭い人がいたらいろいろ見抜かれちゃいそう。
物凄い妄想癖にちょっとだけシンパシー。。。 -
この本だけではなく自称自意識過剰、とネタにしている作者なので、大げさに書かれているに違いないと思う。が、、差し引いて考えても、、そんなこと考えてたら生きづらいじゃないかー!!やめたらよいのに!と思う内容の方が多かった。共感できないことだけが★が少ない理由ではなく、、なんだか周囲や人へのあったかさが感じられなかったので★少なめ。活字中毒なので、せっかく目の前にある活字を読み飛ばすなんていうもったいないことは滅多にしない。けれど途中読み飛ばしてしまいました。。
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2008/10/15 初項が秀逸。
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酒井順子さんみたいな人が近くにいたら油断できないなと思った。裏の裏まで読み取られてしまいそう。
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昨年大ヒットした「負け犬の遠吠え」を著した著者の別の作品です。
日常の何気ない行動に隠される人間の心理を鋭い観察眼で見抜いていく著者の文章に脱帽すると共に、非常に興味が沸きました。
誰もが気づいているんだけど、そんなに取り立てて問題にするほどにことでもないだろう・・・ってことを著者は明確に記している。そして時には皮肉も交えながら・・・それがウケる。(´-,_ゝ-`)プッ
血液型診断をそんなに妄信するわけではありませんが、著者も僕と同じO型です。それが関係しているのかどうか分からないけど、共感できる部分が多かったです。と言うわけで星四つ。(´-,_ゝ-`)プッ