12皿の特別料理 (角川文庫 し 11-15)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 147
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041804162

作品紹介・あらすじ

インドに出張中、交通事故に遭い、現地で入院してしまった夫が食べたがる「おにぎり」。おコメに梅干にノリ。海外ではなかなかそろわない食材を探し歩いて妻が作ったおにぎりは…。忘れられない思い出が詰まった料理が誰にも一つはあるはず。別れた夫と新婚のころ食べた鱈のプロバンス風、左遷された会社員がストレス発散に作ったそば、夫の浮気に気づいた妻が作る八宝菜。楽しい思い出、苦い記憶、そんな泣き笑いをたっぷり詰め込んだ12品の料理小説集。

感想・レビュー・書評

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  • おにぎり、ぶり大根、ドーナツ、鱈のプロバンス風、きんぴら、鯛素麺、チキンの魔女風、カレー、パエリヤ、そば、八宝菜、ぬか漬け。

    家庭のキッチンから始まる、料理小噺。

    チキンの魔女風は聞いたことない料理だったが、妙に美味しそう。鱈のプロバンス風作りたいな。

  • 参考になった上、多いに笑わせて貰いました。いつもながら脱帽です。

  • お腹がすいてくる短編集。
    「鱈の親子揃い」何度か真似して作りました。鶏肉でやってもおいしかった。親子でも何でもなくなるけど。
    お話としては『おにぎり』が好き。

  • 読みながらお腹が空くかもと思いながら読んだけれど、
    どちらかというと作りたくなる短編集。

    作る料理ひとつひとつに、特別なストーリーが持てるようになりたいですね。

  • 登場人物でない人の所感をいれられてもな~
    基本的にエッセイなんでしょうね、なんか中途半端で
    物語が邪魔に思えてくる、料理も期待していたほどでもなくハズレ

  • あまり印象に残らなかったかも。
    小説としての印象よりレシピ?
    料理描写?

  • 料理の作り方をさりげなく織り交ぜながら小説としても読むことができます。こういう「2度おいしい」のはこの人の作品の特徴かも。

  •  料理をテーマに12編の悲喜劇を書き綴った短編集。
     作る過程もしっかり記されていて、作る際の参考にもなります。

  • 一話目を途中まで読んで読んだことある本だった、と思うもそのまま読了。
    一話目のおにぎり話に愛を感じました。
    確かに病気の時食べたいものって、ソウルフードというか同じような食の思い出を共有してる人でないと分かって貰いにくいし。学生の時、ものすごーく具合が悪かったときにバターたっぷりのワッフルを差し出されたときの絶望と言ったら・・・せめてチキンスープ。

  • 登場人物が料理を作る小説。
    図書館で借りたのだけど、一度読んだだけなのに、作り方のくだりを
    けっこう覚えているので、さすが文章がいいのでしょう。
    レシピ集にも使えそう。

    ぶり大根とパエリアを作ってみたくなった。

    おにぎり ぶり大根 ドーナツ 鱈のプロバンス風
    きんぴら 鯛素麺 チキンの魔女風
    カレー パエーリア そば 八宝菜 ぬか漬け

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著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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