チョーク色のピープル (角川文庫 わ 6-2 わたせせいぞうコレクション 2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041987025

感想・レビュー・書評

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  • チョーク色ときくと、肌色のことを思い出してしまう。無前提で、前者は白、後者はベージュを想定しているんじゃないかと。まあ本編にはそんなこと関係なく。チョーク(白亜)のと説明も入っているのだけれど。別れた家族、別れた恋人たち、別れた瞬間、あるいは後から思い返して、また始まりそうだったり、苦い思いを抱いていたり、と。最初の話の父、母子から去ったのも勝手なら、なぜ自分勝手な息子はひとりでいいという思い出、いまの相手の思いを封殺してるのほんと自分勝手という思いに…。まあでもなぜか定期的に手に取りたくなってしまう、わたせせいぞう作品。かっこつけてるてなあと思いつつ、それをたまに垣間見たいと思いもあるのだろう、自分のなかに。

  • ぎゅっと抱きしめたくなるような切ない恋の別れを描いて秀逸です。絵も無駄がなくて好きです。

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著者プロフィール

1945年兵庫県神戸市生まれ、北九州小倉育ち。早稲田大学法学部卒業後、サラリーマン生活の傍ら漫画制作を始める。74年『ビッグコミック』第13回コミック賞入賞を契機にプロ活動を始め、83年に「ハートカクテル」の連載を開始、大人気となる。以後、大人の恋愛の機微を描いた漫画作品の他、音楽ジャケットや企業広告、雑誌等のイラストを多数手がける。白金台、武庫之荘、門司港に常設ギャラリーを開設、百貨店等での展覧会も精力的に行う。

「2023年 『COLORFUL わたせせいぞうミュージック・コレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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