ラスト・タイクーン (角川文庫 フ 2-2)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042155065

作品紹介・あらすじ

貧しい育ちを乗り越え映画界で活躍する大プロデューサーの主人公がハリウッドを舞台に繰り広げる愛と友情、栄光と破局、そして死――未完の最高傑作と名高い、フィツジェラルドの遺作。

感想・レビュー・書評

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  • 何を書こうとしていたかはわかるし恐らくちゃんと完成していれば著者の意図通りギャッツビー並みの名作になったのかもしれない。

    ギャッツビー同様に自信の信念と理想を追い求めるがあまりに破滅へと進んでいく主人公にはやはり憐憫と尊敬を覚える。

    ただ訳が余りにも分かりづらくて損をしている気がする。ドラマを観ていたり原文を読んでいたら別だが日本語作だけでは中々読み進めづらい物があった。

  • 訳のせいか、会話がわかりにくい。

  • 翻訳が致命的によくないのか、私がフィッツジェラルドに合わないのか、未完だからなのか、とにかくすごく読みにくかった…。頑張って原文を読んだらいいのだろうな。
    ひとまずほかの完結してる作品を読んでみようと思います。

  • ほんとにまだ骨組みだけだったので、評価難しいなぁ…。ところどころはっとするモチーフがちりばめられているんだけど。ギャツビーといくつかの短編しか読んでないので、他の本も読んだ後、また立ち戻ったら面白いかもしれない。

  • 刊行日に読了。
    フィッツジェラルドの小説はとても好きなのだが、本書はちょっとオススメ出来ない。内容はとても良い。ハリウッドの夢と退廃的な雰囲気が秀逸に描写されていて、流石フィッツジェラルドと納得。未完であることが悔しい位良くできていると思った。
    問題は翻訳が拙くていまいち物語に馴染めないこと。文章のリズムが崩れてしまっていて読みやすい筈の作者の文章が台無しになってしまっているように感じる。
    これが些細なようで致命的な本書の欠陥だと個人的な感想を持った。自分の理解力が足りないだけだと思いたいが。

  • 映画のプロデューサーのモンロー・スターの話。モンロー・スターは妻ミナ・デーヴィスを亡くす。そして、ミナに似たキャサリンに恋をする。
    語り手は女優セシリア。

    女の人が沢山出て来て皆、気の利いた言い方をするから途中で「これは誰だ?」となることが多かった。フィッツ・ジェラルドの遺作で未完成。細かいノートがあり、何章で誰を紹介など記してあり面白い。「あぁ。未完成だからか。。」と思うところが何カ所か出てくる。

  • 2009.5.12

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著者プロフィール

1896年ミネソタ生まれ。ヘミングウェイとともに「失われた世代」の作家として知られる。大学在学中から小説を書きはじめ、『グレート・ギャツビー』を刊行して一躍時代の寵児となる。激しい恋愛の末、美貌の女性ゼルダと結婚、贅をつくした生活を送る。しかし、夜ごとの饗宴を支えるため乱作をはじめ、次第に人気を失い、ハリウッドの台本書きへと転落の道を辿る。1940年、再起をかけて執筆していた『ラスト・タイクーン』が未完のまま、心臓発作で逝去。

「2022年 『グレート・ギャツビー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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