マンハッタン魔の北壁 (角川ホラー文庫 502-1)

著者 : ディーンR.クーンツ 沢川進

• KADOKAWA (1993年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Tetchyさんの感想 · 2020年8月2日]

プロットは及第点だろう。登山中の事故で瀕死の重傷を負って自信を喪失した登山家がある事件を切っ掛けに困難に立ち向かいその自信を取り戻していくというストーリーに加え、連続殺人鬼、事故の際に身につけた千里眼の能力など、クーンツの味付けが溢れているし、殺人鬼が1人ではなく、2人が同一の犯行を行うというアイデアも秀逸だろう。
さらにマンハッタンのビルを山に見立て、垂直降下するアイデアも主人公の設定と見事に呼応し、素晴らしい。
しかし、どこか響かない。名作『ウィスパーズ』や『邪教集団トワイライトの襲撃』に見られる何処か神経を泡立たさせる何かがないのだ。有りか無しかといえば有りだが、文庫で十分だというのも事実だ。

[bwv232さんの感想 · 2017年11月28日]

元登山家で透視能力を持っている男が主人公。なんだけど、まぁ透視能力は余計な設定では。
ラストにミステリーっぽい仕掛けもあるし、何でホラー文庫なのかな。

[みとさんの感想 · 2006年6月7日]

これは手に汗握りすぎるので、ハンドタオル片手にどうぞ。高所恐怖症の方、気をしっかりね！

　１９９３年

[nekokichi2009さんの感想 · 1999年9月29日]

99mmdd以前読了