癒す心、治る力 (角川文庫)

  • KADOKAWA
4.01
  • (53)
  • (34)
  • (46)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 515
感想 : 39
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784042777014

作品紹介・あらすじ

人には自ら治る力がそなわっている。その治癒力を活性化させることで、絶望的な病から奇跡的に生還した人は少なくない。現代医学から、自然生薬、シャーマニズムまで、人が治るメカニズムを究めたワイル博士が、自らの臨床体験をもとに、実際の治癒例と処方を具体的にわかりやすく記し世界的ベストセラーとなった医学の革命書。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1972年、著者はアマゾン北西部に行った。長く過酷なドライブの末、ランドクルーザーを乗り捨て、モーターボートでちっぽけな入植地までたどり着き、そこで眠れない一夜をすごしたらしい。

    何のために?すぐれたシャーマンといわれる人物に会って、治癒の秘密を教わるためだという。なんという行動力、なんという情熱だろうか。しかも彼は冒険家ではなく、れっきとしたハーバード出身の医師である。

    現代医学、代替療法を広く見渡し、人が治るメカニズムについて考察している。彼のアドバイスが全て適切とは思わないけれども、医者から匙を投げられた患者にとっては、このような代替案(それも具体的な)の数々は福音以外の何物でもない。

  • 大変素晴らしい本でした。この本は一般的な医学本ではなく自然治癒力や難病などの奇跡的な治癒とはどのような過程を経て生まれてくるのかと言う事について、非常に詳細に解説されており大変な熱意を持って研究されてきた著者ならではの大作である。

    これは全人類が1度は読むべき本であると言える。あらゆる病気を治す対策だけではなく一般的に健康や強健な心や体を作る方法やあらゆる感染や病魔を防ぐ対策などもあらゆる角度から多大に解決方法を解説されており、古今東西のサプリメントや漢方薬やハーブ療法などにも詳しく触れられており、現在のご自身は何を日常的に摂取すべきかなどもわかり非常に感銘を受けた本であると言えます。
    長生きと健康に生きたい方、またそれ以外の方にも、まさに万人に1読を進めたい本です。

  • 伝統的治療法、西洋医学、東洋医学など世界の治療法を幅広く取り入れて治癒力を最大限に引き出す熱意に溢れ感謝したい。病で諦めないことを教えていただき頂いた。

  • 約5年ぶりの再読。どんな内容だったか見直す程度のつもりで開いたが、前回読んだ後に発症した潰瘍性大腸炎についての記述が割と多く、捉え方として参考になった。実際、本書で提唱されている内容を実践できるかというと、日本ではまだを探すのが大変な療法も多く(優れた療法家、相性の良い療法家となると尚のこと)、個人レベルの実践のついても片田舎では困難な部分もあり、慎重にならざるを得ないが、「自分が病気とどう向き合うか」については、患者として実感できるものがあった。主治医がペシミストでないことに、改めて感謝。

  • 読みづらかったが、これだけのことを1995年に書けていることがスゴイ。

  • 世界的ベストセラーの文庫本。人間の体には自己治癒能力が備わっており、その能力を高めるにはどうすればいいか解説している。
    前半は世界中の実例が中心に書かれていて、その後で実践方法や病気の対処方法などが書かれている。
    かなり分厚い(400ページ超)ので、実践方法の部分だけを拾い読みした。医学の本なのに自然の生薬やシャーマニズムなども網羅しておりなかなか興味深い。治癒力を高める薬の一つとして舞茸が取り上げられていたのが意外だった。

  • 自然治癒力というものについて、一定理解は深まったが、感想は「普通」

    以上

  • 服部さん

  • 読破しました。
    私の医学に対する知識は不十分なもので、細かな部分はわかりませんでしたが、忘れ去っている医学用語や、家庭でも一般的に用いられる食品などを使った療法も記述されており、医学一般に関する知識がまとまっていく感覚で読書していました。疲れた心と体が、読書するうちに癒えていく感覚のある本でした

  • 2014/06/6

  • もともと構えて読もうと思うような類いの本と思っていたのに、何年も前に書かれた本にもかかわらず、今の常識ではちょっと…というところがなかった。

  • プーさん、お勧め

  • どんな時にどんな代替療法を使えば良いか、
    まとめられていたのが、良かった。
    持っていたら便利そう。

  • 『体は健康になりたがっている』西洋医学に疑念を感じている方必読の書であります。

  • 冷静な立場で意見を述べており好感がもてる

  • いわゆるニューエイジ本の中ではかなり冷静な視点を持って書かれていると思う。特に個人的には<信じる>ことの倫理観に興味があるので、そういう観点でもマスト本。

  • 自然治癒力、自然の力をすごく感じた本。お医者様でもある著者だから余計深く響きました。ぜひ現代社会に生きる皆様に読んでいただきたい本です。

  • 途中。
    だって、なんか読みにくい。。。
    そもそも、翻訳という時点で、間違えた気がする。。。

    でも読むんだー。
    父の病気が発覚したときに買った本。
    精神的に支えになる何かが欲しくて。

  • 今のところ幸いにも目立った病気はないものの、読んでおいてよかったなあと思えました。

    人間の持つ治癒能力を生かし、病気を予防or治療して行こうという本。「未病」(CMで見たなあ)ですかね。

    現代医学をことさらに貶めるものではなくて、きちんといい点もあるけど、病気をやっつけるという視点しかないので苦手な点もありますよということを教えてくれました。

    花粉症とかについても言及。タイムリーに?放射線は微量といえども浴びるべきでないと書いてあり(この本のスタンスからすると当然でしょうが)、今の東京はだめか…とちょっと心配になりました(笑)

    本で紹介されている治療法などは聞いたこともなかったので、何か病気になった時に生きるためあがこうとするときのとっかかりになるかなと期待できます。備えあれば憂いなし?

  • 自然治癒力という考え方に対して初めて触れた一冊。
    その後免疫学を学び、今は人間の果てしない力に感動さえしている。
    日本ではまだまだ浸透していない代替療法についても、
    もっと皆が自然治癒力に目を向けることで普及していって欲しい。

全39件中 1 - 20件を表示

アンドルー・ワイルの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×