雪月夜 (角川文庫 は 21-5)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 200
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043442058

感想・レビュー・書評

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  • なぜか地下鉄の中で読んでいた記憶がある。

  • 相変わらずのノワール。530ページもの長編読んできて、最後がこれか…
    もちろん面白いのだけれど、そして考えてみれば、裕司も幸司もこういう結末にならないといけない。
    にしても、根室は、エライ書かれようだったな。

  • 人がパタパタ死んでいく

  • 根室などを舞台とした作品です。

  • 前に読んで内容、全く覚えてなかった。馳星周っぽいどうしようもなくオチていく人達の話だった。前はこの世界が好きだったのに、今は何かむさ苦しい。

  • <DIV style="background-color : white ;color :black ;padding : 8px 8px; border : 1px inset #ddd; margin : 0px 5px;">★</DIV>
    <h5>出版社 / 著者からの内容紹介</h5>
    根室でくすぶる幸司のもとへ、東京でやくざになった裕司が突然姿を現した。組から数億の金を掠めとり、ロシア人娼婦を連れて根室に消えた敬二を捜すのに手を貸せ、という。ガキの頃から憎み合いながら繋がっていた幸司と裕司。互いに激しい殺意を抱きつつも大金のため、二人は敬二の足取りを追う―。抒情と悲壮美に満ちた馳ノワールの新たな到達点。

  • 相変わらず暴力とか人間の汚さとかえぐいエロさを書かせたら上手な人。つーか北海道に行ったことがないんで、根室の寒さの描写がイマヒトツ身にしみないんだけど、それでもウダツのあがらない、くすぶった主人公の弱弱しい精神描写と、凶悪だけどモロい相方の揺らぎと、根室という場所の閉塞性とが、密室劇みたいな状況で面白く作用しあってる感じ。読後感は例によって悪いけど引っ張る迫力はある。

  • いわゆるいつもの馳氏独特のノワールワールド。
    しかし、最後は登場人物の殆どが死んでしまうとは。
    名作「不夜城」を超す作品を読むことはできないのだろうか。

  • ダークな小説って書いてあったので、どんなもんかと思いましたが、確かにダーク。。。主人公たちに暴力・拳銃、麻薬、、、半分も読まないうちに、これって最後はみんな死んでしまうというオチでは?と思ったら、やっぱりそうでした。まあ、展開はスピーディでページ捲るのは苦になりません。何か心に残るかというと??ですが。馳星周ってはじめて読んだんですが、他もこんな感じなのかな?

  • 幼馴じみが互いに憎しみながら1人の男の足取りを追う展開。暗さの中の狂気、暴力の表現は馳ワールドならではの一冊。

    2007/02

  • 馳 星周作品を初めて読んだのは『夜光虫』だった。その時には“この作家は人を殺した事があるか、自分が殺されかけた事があるのではないか?”と思えるような生々しい表現が新鮮であった。しかし本作でも死に直面した場面は多々あるもののその緊迫感が低く物足りない。決して暴力を肯定するつもりは無く、死を以前のように現実的で恐怖を伴うものとして描けばこそあまりに安易な殺人に対する抑止力となるのではないだろうかと感じる。

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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