- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043525010
感想・レビュー・書評
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図書館の返却期限に間に合わず、とりあえず1作目「お葬式」だけ読んで返しちゃいました。
ホントはもっと読みたいくらい面白かった。というか、ちょっとやばめ(笑)
授業中に鳴ったポケベル。先生に怒られながらもそれを見ると、「チチキトク」。
「チチがキトクだそうで、病院に行きたいんですけど」と言うと先生も顔が真っ青。
すぐさま病院に駆けつけると、「今夜が峠」状態。
「チチキトク」なんて送った個性的な兄貴、私の友達の兄貴にそっくり(笑)
先祖代々の弔い方…どんなだろうと思ってたら、親戚をたくさん呼んで、堅苦しいお葬式なんてやらず、すぐに野菜を大量に買いに行かされ…
ねたばれになるのでこの先は言えませんが、印象的なセリフ満載ですよ。
ホントは書きたい。と、いうことで、一番印象的だったセリフを。
「どうして○○○に○○○○が入ってるの…?」
↑読んだ人にはわかる。笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
笑える青春ホラー小説。
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【日常のなかの恐怖をユーモラスに描く青春ホラー】ということで全然ホラーっぽくないです(笑)
先祖伝来の弔い方があります・・と母は父の葬儀で・・表題作「お葬式」
突然家を訪ねてきた彼女は今そこで交通事故にあってと軽く言うが見たところ重傷で・・「12月のゾンビ」
思わず殺してしまった彼女を始末するため
山奥に行ったはいいが・・「萩の寺」などなど5編の短編集です。
正直、私好みではなかったです。
文章もノリのいい若者って感じなのもイヤ。ホラーじゃなかったらまだいいんだけど。。ホラーとしては微妙な作風でした(^。^;)
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ホラーもの。
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どの話の登場人物もどこか覚めている感じがする。
文体もキャラクターも現代風(?)。
ホラーというよりもコメディ色が強い短編集。
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ホラー小説なんだろうけど、キュートでポップなイメージで、恐いの苦手な人でも楽しめそう。
第6回ホラー大賞短編賞佳作受賞 -
なんかシュールで面白い。
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オチが素晴らしい!!
ホラーなのかお笑いなのか際どいところってかんじ。
オチのあっけら感があって気軽に読めると思います。短編ばっかだし。
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短編集。「十二月のゾンビ」がオススメ。ブラックユーモア満載。
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現代の「新感覚」派ホラー小説です。ホラーなのにどこか可笑しい、思わずニヤリとしてしまう。若い作家さんなのに、いいえ、若い作家さんだからこそあの絶妙なタイミングが作れるのかもしれません。
短編がいくつか収録されているのでちょっとした息抜きにホラーを、なんて時に最適です。ブラックユーモアが程よく効いており、次回作が楽しみになる一品。