シャングリ・ラ 下 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1430
感想 : 138
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043647057

感想・レビュー・書評

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  • 長かった。解説にもあったけど、すごく面白いコンセプトなんだけど、何となく劇画的、というかご都合主義というか。
    東京、という街が力を持っていて、そのキーとなる部分が皇居であり、またこの血筋、というのも。
    考えられているシステム、というか未来像としてはあながちない話でもないと思うし。
    楽しく読めましたが、もうちょっとすっきりしてくれたら本当にすごいのに。。
    テンペストのほうが長かったけど、こなれていたかなー。

  • 最後まで読んだけど、結局想像してたのとは全然違う方に話が転がっていきました(笑)
    あまりにもトンデモな展開なので、トータルではやっぱり3かなー

    最初はとんでもない極悪集団だった美邦&小夜子だけど、気がついたらイイ感じになり、最後はどうか幸せになってと祈らずにはいられなくなっていた
    そんな私は、エウレカセブンでは当然アネモネ&ドミニク大好き(笑)

    実写よりも漫画とかアニメの方が合ってるんじゃないかなーって思ったら、もう漫画化&アニメ化されてましたとさ
    機会があれば、漫画版も読んでみたいね

  • 長い。やたら長い。展開が突飛すぎる。

  • 上巻ではまだ多少のリアリティが感じられた...いや、東京に森林が覆われてるだとか、その上にとてつもない大きさの建造物があるとかぶっ飛んだ設定ではあったものの、まだ実現できそうな気はありました。
    しかし、アトラス戦の辺りから徐々に徐々に、そしていつのまにか「死んだはずなのにコイツは何回甦ってくるんだ?」みたいな、もう完全的に"何でもあり"なストーリー展開、スケールの大きな話に。
    確かにめぐるめく展開に引き付けられて非常に面白かったけども、こりゃ読み人を選ぶし、なかなか人に薦めれる本ではないかもしれないw

  • 「テンペスト」で一気にメジャー入りした池上永一の前作。「テンペスト」にのめり込んだためワクワクして読み始めたが、何とも読みにくい作品。
    何でもありのマニア向け過剰演出。
    筒井康隆「作品の世界の異常さを読者に堪能させるために作者が採った方法はリアリズムではなく過剰さ」コメントに納得。

    地球環境が悪化。世界は炭素を増やした国に重税を課す炭素経済社会。熱帯化した日本は地上の東京を森林化、特権階級は巨大空中都市アトラスに移住、貧民は劣悪な環境の地上に。
    地上の反政府基地ドゥオモに、少女國子が総統として政府に戦いを挑む。
    アトラス建設の隠された過去、真の目的とは。

  • 稚拙な漫画のよう。
    表現もありきたり、会話も、やりとりも面白みがなく。
    設定は面白いし、引き込まれるスピード感が伝わるようや気もするけど、大舞台を描ききれてないのが丸代わりでもったいない。

  • 下巻は…少し方向性がずれたまま進んでいってしまったなあ、というのが正直な感想です。

  • とんでもねえ話。
    ま、小説なんでもありってのは嫌いではないが、
    これはちょっとついていけないなあ^^
    さすがに死ぬでしょw

  • SF小説というよりファンタジー小説。
    人間じゃないような人たちがいっぱい出るし、死ぬ人はあっさり死にすぎるし死なない人は不死身設定過ぎる。
    上巻はまだ良かったけど下巻の荒唐無稽ぶりはちょっと読んでて辛い。

  • 上巻は何年前に読んだのだか(笑)
    見た目分厚い方ですが、勢いがあるので読むのにさして時間はかかりません。
    しかし、下巻になると「えっ、また?」みたいな展開が終始続くので、けっこう読み疲れします。設定自体はそれなりにしっかりしているんですが……。
    話を延ばしすぎた感は否めないですね(^ ^;)

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著者プロフィール

池上永一
一九七〇年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。九四年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第六回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。九七年刊の『風車祭』が直木賞候補に。二〇〇八年刊の『テンペスト』はベストセラーとなり、一一年の舞台化をはじめ、連続テレビドラマ、映画にもなった。一七年『ヒストリア』で第八回山田風太郎賞を受賞。他の著書に『シャングリ・ラ』『レキオス』『ぼくのキャノン』『統ばる島』『トロイメライ』『黙示録』などがある。

「2023年 『海神の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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