- Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043793013
感想・レビュー・書評
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北上秋彦『吸血蟲』角川ホラー文庫。
2000年に刊行された『呪葬』を加筆・修正、改題、文庫化。
古い作品だけに、どこかで読んだことのあるストーリーだった。所謂、吸血鬼物のホラー小説である。
岩手県北の寒村・津谷瀬村で起きた怪異。津谷瀬村に暮らす弟からの不審なメールに村を訪れた臨床検査技師の亜希子と突然連絡を絶った姉を探しに村を訪れた警察官の触沢の二人が目撃したものは…
小野不由美の『屍鬼』、スティーヴン・キングの『呪われた町』などと酷似。 -
割と面白くてすんなり読めたけど、帯に書いてある紹介ほど目新しくもないし、吸血鬼ものというよりはゾンビ物。寄生虫って言うアイディアはすでになーと思っていたら、初刊行は00年で、着想は93年の第一回のホラー大賞を目指したものだったんだって。その当時なら新しかったんだろうと思う。
やはり、思いついたらすぐに書いてしまわんといかんのだね。 -
文章は読ませるんだけど、設定があまりに屍鬼っぽくて
斜め読みしてもーた。
のめり込み度が今ひとつかな。 -
どっかで読んだことが……? と思ったら。「呪葬」の改題だったのか! やられた……。
かなり読み応えのあるホラー。タイトルでネタがものすごく分かりやすくなっている部分はあるけれど、たしかにこれ新解釈と言えますね。納得。でもこんな吸血鬼は非常に嫌です。怖い、というよりもむしろ「嫌」。腐敗感が……。
ちょっとラストがばたばたっと終わってしまった感はあるけれど、かなりスピーディな読み心地。「息もつかせぬ」とはこのことですね。 -
未読
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50年ぶりに復活した吸血蟲に取り付かれ、死人のようにさまよう家族・・・
生き残るには奴らの親玉を倒すしかない。
そんな寄生モノ
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ミステリだと思ってたらホラーだったというオチ。吸血虫の正体が寄生虫ってのも、まぁ納得できない事もないけどもう少し医学的に踏み込んだ設定が欲しかった…。田舎の集落、台風が来て県道が崩れ封鎖され陸の孤島状態に。この辺の御都合主義にも多少辟易ですが、まぁ、ミステリやホラーにおいてはこの御都合主義はお約束みたいなモンですからね、仕方ない。それはともかく、とりあえず、ブックオフ行きか。やっぱり『種の〜』シリーズの方が圧倒的に面白かったなぁ。
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吸血鬼=寄生蟲
ただ終わり方がいまいちかな?