生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)

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  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043803026

感想・レビュー・書評

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  • 伏線が緻密に張り巡らされ、しかもそれらがラストに向かってきちんと収拾されているところは圧巻です。非常に重要な情報も初期の段階できちんと明らかにされており、極めてフェアです。本格ミステリに相応しい端整な作品です。
    しかし、ロジックにこだわり過ぎてストーリーテリングが地味で盛りあがりに欠けていました。
    また、 彫刻家の製作意図は説得力がなさすぎました。

  • 初の法月綸太郎作品。
    父親を警視に持つ物書きの主人公、法月綸太郎が事件を解決していきます。
    探偵ものを読む度に、捜査を進めていくにつれて順調に一つ一つの事実が判明していくのが、『ちょっと都合良すぎるな』と感じていたのですが、この話では主人公が騙され、間違えながら消去法的に真相に向かっていくので、人間味があって好きでした(^^)

  • 至極正当なミステリーでした。少々長めなので、ちょっと時間がかかってしまった。
    伏線を張っていって、最後に全部回収する。そのロジックの精密さはすばらしい。盛り上がりに欠けるかもしれないけど、ジワジワくる面白さでした。

  • さらっと流しているけど、加害者が悪辣で
    読後感があまり良くない。
    主人公の法月探偵が良識派というか、常識的な立ち振舞いしかしないから
    関係者に散々振り回されるは後半、警視のお父さんにキャラを喰われるわでいまいちぱっとしない。
    でもミステリーとしてすごくよくできているので楽しかった。
    伏線回収がとても緻密。

  • 2005本格ミステリベスト10

  • 初法月綸太郎作品。なんだか複雑…でも最後のセリフがなんだか考えさせられた。

  • 大きな驚きはないけど読み易かった。もう一回よめる作品。

  • 面白い。ストーリーの展開がイイ。少しボリュームがあるけど、一気に読める。久々に良質のミステリーに触れた感じ。

  • 派手さのないホワイダニット。

  • 面白かったけど、2時間ドラマだな、という感じ。
    主人公、口が軽すぎなのでは?

    法月さんは、のりづきさんだったんだな。

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著者プロフィール

1964年島根県松江市生まれ。京都大学法学部卒業。88年『密閉教室』でデビュー。02年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。05年『生首に聞いてみろ』が第5回本格ミステリ大賞を受賞し、「このミステリーがすごい! 2005年版」で国内編第1位に選ばれる。2013年『ノックス・マシン』が「このミステリーがすごい! 2014年版」「ミステリが読みたい! 2014年版」で国内編第1位に選ばれる。

「2023年 『赤い部屋異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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