スイス探訪: したたかなスイス人のしなやかな生き方 (角川文庫 く 23-1)
- KADOKAWA (2006年3月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043810017
感想・レビュー・書評
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なんとなーく、外国について書いてある本を読みたくて手に取った。
スイスは、いつか行ってみたい国ではあったけど、自然がきれいな国とか永世中立国…っていうイメージしかなかったので、スイスについての情報にたくさん触れられたのはよかった。
傭兵が強い国というのは初めて知ったし、徴兵制を持っているのも驚いた。
また、直接民主制が残っている、という知識としてはあったけど具体的にどう行われているか知らなかったので、知れてよかった。
国民の過半数の賛成を得る必要がある憲法改正の投票ががしょっちゅう行われていたり、住民が一堂に会して物事を決める制度が残っている自治体があるのも驚いた。
あと、この本にあるような知識については、自分の国についても知りたいと思ったし、知る必要があるのかなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<blockquote>スイスは、ある意味では、小さな村落共同体が集まってモザイク的にでき上がった国家の観があって、何事も皆が平等に共同で処理するという気風は、兵役に限らず、すべての分野について強い。</blockquote>歴史的な背景があってこのように根付いたスイス人の気質のようなものが、今日に至るまで失われていないのは何故だろうか?<br />教育のなせるワザなのか?<br />日本にも、かつては地域の共同体意識というものはあったのだと思うが、それが今や希薄になったのは何故だろうと思ってしまう。
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