- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043887040
作品紹介・あらすじ
逃亡中の殺人犯が左手首だけを残し、骨まで燃え尽きた異常な状態で発見された。人間業とは思えないその状況を解明するため、再び八雲が立ち上がる! 「人体自然発火現象」の真相とは?
感想・レビュー・書評
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第4作目読めました!!
今回は小学校を舞台にしたストーリーで、ドキドキハラハラする場面もあり楽しめました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
'21年12月26日、読了。
以前に読んだ3作と比べて、一番アクロバティックだったな、という印象です。新たな敵?の登場もあり、面白く、楽しんで読みました。
今作は、八雲の「死者の霊を見る」能力が、あまり登場しなかったな…普通の謎解きをメインに、話が進んで行きました。まあ、それはそれで、不満には思いませんが。
僕の、個人的な思い入れ?段々と、後藤刑事が主役になっていってるような…好きなキャラだから、僕は楽しんでます。
さあ、次!5作目! -
人物関係がフクザツ!
でもそこが真相への肝!
ぜひ人物名をメモりながら、事件を味わってくださいませ。
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晴香は教育実習に通う小学校で、ひとりの気になる少年に出会う。
そんな中、その小学校で幽霊騒動が起こり、
晴香は八雲の手を借りることになるのだが…。
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心霊探偵八雲シリーズ第4弾。
今回も単行本時より加筆修正がされており、巻末には解説ではなく、著者の短いあとがきが載っています。
前回の第3弾もそうでしたが、序章がシリーズ全体の謎に関する内容と、今回の事件に関するものが続けて書かれているため、冒頭はやや混乱しますので、そこだけ注意です。
今作は前巻に続けて読んだのですが、前巻にも増して人物が入り組んでいて、後半は頭がこんがらがってしまいました。
でもそこが、今回の事件の核心でもあるので、ぜひ出てくる人物名をメモりながら、読み進めてみてほしいです。
それにしても、鈴木康士による表紙絵の八雲は、毎回イメージ通りでシビレます。
絵が表紙しかないのが、本当に悔しい…。
挿絵か、せめて絵入りの登場人物紹介がほしいよ~と思ってしまいます。
この先の文庫表紙絵を見てみると、晴香の姿も表紙に描かれている巻があるようなので、鈴木康士さんによる晴香の絵も見れるのも、この先楽しみです。 -
シリーズ4作目。
晴香の教育実習先の小学校でのストーリー。
八雲も晴香も後藤も石井も一心も、皆んな根が温かくて、ハラハラしながらもどこか安心して読んでいられる。
晴香にもちょいちょい霊が見えるようになってきているのが気になる。
あと佐々木杏奈と名乗ったのが八雲の姉というのも本当なのか… -
自分ではない、他の誰かになりたいーー。人は自分の置かれている環境が辛く苦しいものである時ほど、そう思ってしまうのかもしれない。その苦しみから逃げずに立ち向かうか、そうしないかで、その後の人生もまた、大きく変わってしまうのだろう。そして今回、新たに登場した人物、素性が分からず怖い。両眼が赤い男と関係しているのだろうか……。
「どんなに望まぬ環境だろうと、人は、それを生きなければならないのです」 -
4も面白くて一気に読めました。
ストーリーもさることながら、八雲の時折みせる真の優しさが上手く描かれていて引き込まれます。
ただ後藤刑事の、八雲ぶん殴ってやるとか、八雲がガリガリと髪をかきまわしてとか、同じようなセリフが少し多いような…
というのは些細なことで、今回もきっちり解決され、細部まで抜かりなく描かれています。
小説でたまにある、あとは読者で考えてね、みたいな中途半端なのが苦手なので、八雲シリーズは安心して読めます。
5も楽しみです。 -
今回は八雲の子供との触れあいを見れたのがなかなか面白かった。
たまに途中でぐたっとしてしまうけど、やっぱり最後まで読んじゃう。 -
八雲って確かに霊が見えるけれど、
見えるからこそ
「そんなことするわけがない」と確信して
霊のしわざと思われる、
人間の手による事件を解決しちゃう。
今回は小学校の怪談…
昔、火事で死んだ児童が化けて出てくる…と、
「ぼくは呪われている」と語る男の子の心の闇が、
実はひとつの事件で結びついていることを
解明していく物語。
事件自体は一話完結できっちり解決しながら、
キャラクターに関わる謎が
どんどんリンクしていってるのが気になる。
次の巻も続けて文庫化していくようなので、
乞うご期待…ですな。 -
うーん、面白かったけど今回はちょっとご都合主義的な所が多々目立った。
5巻に期待! -
どうしても中断したくなくて、夜通しで一気に読んでしまった。複雑な事件、絡み合う人間関係、意外な展開に流石と思った。最後の話も良かった。