濤の彼方 妻は、くノ一 10 (角川文庫 か 53-10)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043931132
作品紹介・あらすじ
星が降るような夜空の下、織江と初めて出逢ったのは、もう2年近くも前のことだった。長崎へと進む船の上で、彦馬は出逢いの時のこと、そして離れ離れの月日のことを想っていた。諸外国を巡るよう静山から任ぜられた彦馬は、一緒に日本を脱出するため、織江を待ち続ける。だが、織江を狙う黒い影もまた、長崎の地へ向かっていた。さまざまな想いが行き交う彼の地で、最後の戦いが始まる-。「妻は、くノ一」、ついに完結。
感想・レビュー・書評
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ついに完結。織江と彦馬がやっと出会えた。簡単ではあったが、海を渡ってアメリカに行き、50年ぶりに日本へたどり着く。
懐かしい上司や親友との出会いも見たかったが・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大団円
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読み終わるのが切ない。早く読みたいけど、読み終わるのは嫌だ、という。完結しました。 もうこの最後の巻で痺れたのは、この一言に尽きます。 「くノ一、雙星織江、参上!」
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20171129読破
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彦馬と織江、やっと会えた!
二人で海に乗り出していくまでは予想できたけと、後日談にはビックリ。でもこの二人ならやりかねないかも。 -
こうしてシリーズを読み終えると、思っていた展開ではありませんでした。織江と彦馬が抱く相手への思いは募るばかりですが、別離以降の交流が殆どありませんでした。そこを工夫すればもっと起伏があったではないでしょうか?中盤以降にたるみがありました。でも、ハッピーエンドでほっとしました。
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濤の彼方 妻は、くノ一10
やっとこさ最終巻!
無事に妻に出会えたぁー!!!
主人公を取り巻く人々のキャラが本当に面白くて、読み応えのある最高に楽しい恋愛小説でした!
あー、最後は感動(*^_^*) -
読了。
この小説に関しては、ハッピーエンドで良かったと思う。
人が想像し得ないような過去を持つ二人が幸せに暮らす様は、最後にホッとした安堵を抱かせてくれる。
とても読みやすい小説でテンポも良く、ふとした息抜きにもおすすめの作品だ。