オール1の落ちこぼれ、教師になる (角川文庫 み 34-1)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年7月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043943036
作品紹介・あらすじ
中学卒業時の学力は、漢字は名前しか書けず、数学は九九が2の段まで。英語の単語はBOOKしか知らない落ちこぼれが編み出した「オール1からの勉強法」とは? 全国に衝撃を呼んだ「オール1先生」初の著書。
感想・レビュー・書評
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こういう人生もあるのか〜と、最初に抱いた感想。他人事のようだけど、この言葉に深い意味は特になく(笑)本当にその言葉が最初にでてきた。
まず、アインシュタインの相対性理論との出会いもすごいなって笑
だからって、読んでて鳥肌を感じたのも、まるっきり他人事と思っている訳ではなく自分と僅かながらにリンクする部分も感じた。
尊敬します。
私も今、社会人になって学びたいって気持ちが芽生え通信制の大学に通い始めている。
世間はコロナで想像してた授業とは少しずれたりもしたが資格取るために、私は私の人生を生きようと思えました。
著者の宮本さんに先生達が補習に付き合ったり、
普通なら特別扱いって思う人が出てきてもおかしくはないと思う。でも、きっと、そうしたくなる
宮本さんの物理を大学で学びたい熱意や、勉強に励む姿勢、生き方、人柄もあったんじゃないかな。
もちろん、周りの先生方の人柄も含めて。
この本、自分が中学生の時の読書好きの数学教師が全校集会で紹介していたのを覚えているが、あの頃から、この本のことを知っていたが手に取ろうとはしなかった、何故だろう。昔から伝記漫画などは読んでたが、こういう自伝的な本は中学生の時は、ひねくれてたのか斜めから見てたのか苦手意識があった(笑)
そして今になって読みたくなった。本は読みたい時に読むのが一番だなあ。
あーこの本を紹介してくれた先生は、お元気だろうか。と、ふと懐かしい気持ちにもなった。
なんか自分もまだまだ色々やれるじゃんって思える気持ちになった!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
心を揺さぶられた一冊です。
学ぶこととは何か。学べる環境とは何か。
ご自身の言葉で語られている印象が強くあり、胸に響く内容でした。
学ぶことの切実さと、できるようになることやわかることの喜びが、ひしひしと伝わってきました。
私も、私の場所で、私のできることを重ねていきたいと思いました。 -
ブクログ初の読了本。オール1の落ちこぼれが教師になる、題名そのままの本です。
最近、逆転人生の話をよく耳にします。学年最下位のギャルが慶応大学に合格したり、中卒の人が企業を起こしたり…。誰かがドン底から這い上がってくる話は、ありふれたもののように感じます。言ってしまえば、この本もそんな話の中の一つなのかもしれません。でも逆に考えると、それだけ耳にするということは、それだけ私たちにも可能性があるということなのではないでしょうか。ひょんなことがきっかけで、人の何十倍も努力して、誰もが驚くような結果を出す。やろうと思えば私にだってできるはずです。でもそれは並大抵の努力では出来ないこと。踏ん張って、耐えて、もがいて、走り続けてやっと叶う。
誰にでもチャンスはある。だけど簡単に出来ない。だからこそ、この本があるんだと思います。
高校生の今読んで良かった。勉強環境が整っている私は恵まれてる。努力だって好きなだけできる。私は幸せです。 -
著者の努力はもちろん、それを支える教師陣がスゴイなぁと思いました。
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人生は目標を決めてそれに向かって努力することことで輝くのだと感じた
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人との出会いはほとんど運が占める割合が大きいとは思う。だが、その出会った人達がどれだけ支えてくれるのか、応援してくれるのか、というのは、本人の並大抵ではない努力、熱意によるのだと思った。本気で頑張っている人の姿は、応援したくなる気持ちにさせますよね。そういう意味では、環境は、与えられたものだけではなく、ある程度自分でも整えて行くことができるものなのだと思った。