グレートジャーニー 人類5万キロの旅 1 嵐の大地パタゴニアからチチカカ湖へ (角川文庫 せ 8-1)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年1月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784043943272
感想・レビュー・書評
-
出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介
アフリカで誕生した人類の旅を、意志である著者らのチームが逆ルートからたどる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
南米パタゴニア(チリ)からクスコ(ペルー)まで。
-
個々の体験や文化の紹介は面白いのだが、どうしても細切れの旅になってしまうのでそそられず。
-
◆壮大な旅の第一歩へ‐南米編‐◆
「グレートジャーニー」とは、アフリカに誕生した人類が南米最南端までたどり着いた旅路のこと。探検家関野さんが1993年から10年もの歳月をかけ、先祖とは逆ルートの南米最南端からグレートジャーニーを踏破した旅行記です。移動手段は自らの脚力と腕力のみ(カヤック、自転車、徒歩)。トラブルの連続に「おいおい大丈夫?」と心配になるが、数々の困難を克服していく様子や、訪れた先の食文化や儀式、祭りなど、自分の知らない世界を知ることができる。 -
500年前にアフリカで生まれた人類は、長い年月をかけて世界各地へ散らばっていきました。最後に到達したとされり南米から逆向きにたどる旅。手段はカヌー、そり、自転車。
あくまで人力です。1~6、どれを読んでも面白い。
子供向けには1~15の分冊が読みやすい。
長い休みに続けてどっぷり読んでみては? -
おもしろいし、わくわくするけど
やっぱり、大学で関野先生から直接聞く話のが
よりわくわくする! -
請求記号 290.9/Se/1
-
かなり前にフジテレビで不定期に放送したドキュメンタリーの本。恐らく放送は全て観た。医師であり、冒険家でもある関野さんが、南米からアフリカまでを、人間の力だけ(ボート、自転車、徒歩など)で旅をした記録。
南米に住んでいたことがあるので、1巻と2巻を購入。1巻目は読了。2巻目は、今読んでいる本を読み終えてから。
1巻目を読んで、またドキュメンタリーを観たくなった。 -
今の時代、冒険をするのは大変なことだろう。たいていの(派手な)冒険は、すでに先人たちが済ましてしまった。科学、技術の進歩で、大冒険もそれほど危険ではなくなった。冒険者たちがいちばん時間を費やすのが、スポンサー集めだという不幸。その点関野吉晴は冒険者として恵まれていた。
大学で探検部を作り、アマゾン川を下る。次の大学では医学部を卒業。1981年には再訪したアマゾンの源流でアンデス文明の遺跡を発見。人類学者としてのキャリアを得たのち、人類発祥の地アフリカから、人が拡散してゆく課程を証明するという大冒険旅行「グレートジャーニー」を企画。しかも彼の冒険はフジテレビがTVシリーズ化。10年をかけた旅は2002年に完成した。
それ以前の冒険譚は、どうしても「冒険を成功させる」ことが重要で、そのプロセスは二の次であることが多かった。成功させなければスポンサーに顔が立たないし、次はないからだ。しかし彼はテレビと共に自らの仮説を立証しつつ、土地土地の人とふれあい、学問だけでは見えない人類のつながりを追うことができた。イギリスの考古学者ブライアン・M・フェイガンが提示した人類進化の道のりを自分の足で歩く。世界には、まだワクワクする「旅」が残されているのがわかる。 -
@yonda4
グレートジャーニーとは?
「グレートジャーニー。大いなる旅、という意味だ。七百万年という、気の遠くなるような時間をかけて、世界中に移動していった人類の旅路をイギリス人の考古学者ブライアン・M・フェイガンは、こう名付けた。彼は、この旅を、『人類がこれまで体験した最大の冒険だ』と言う。」(本文冒頭より)
著者の関野氏はグレートジャーニーのルート、5万キロをたどる。
その南米編。
旅のスタート直後から壮絶な困難の連続。
僕も世界中を旅しようと思っているけど、これはまねできない。
関野氏の知識深さに驚かされるけど、さらに驚かされたのは本業は医者ってところ。こんな二足のわらじあるのか。
僕もグレートジャーニーの軌跡をたどらせて頂こう。