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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044003890
作品紹介・あらすじ
皇太子の結婚はいつの時代も話題になるが、嘉仁親王(大正天皇)の婚約内定取り消しはあまり知られていない。内定変更がなかった裕仁親王(昭和天皇)と久邇宮良子女王(香淳皇后)の場合と違い、嘉仁親王の妃は伏見宮禎子女王から九条節子(貞明皇后)に代わった。なぜ婚約は解消されたのか。病弱な嘉仁親王一人しか直系男子に恵まれなかった明治天皇の苦渋の決断、それを取り巻く皇族たちの思惑など、皇太子妃選定を通し、近代史における天皇・皇族の実相に迫る。帯の推薦文は宮部みゆきさん。「本書を手にする方は誰でも、教科書に載っていない史実と秘話に驚き、その謎を追う歴史探偵になります」。
感想・レビュー・書評
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タイトルどおり、大正天皇の婚約相手をめぐるドタバタを史料にもとづいて丹念に描き出した作品。皇族から選びたいという明治天皇の意向、でも候補者は体調があまり良くないらしいので適切じゃないと言う医師たち。あの娘は子どもが産めそうだとか産めなさそうだとか、美人じゃないとか性格がよろしくないとか、選考に携わった男性たちはまぁずいぶん好き勝手なことを言っていて、それをよく率直に史料として残したもんだ。
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東2法経図・6F開架:288.4A/A86t//K
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