日本の思想をよむ (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044005559

作品紹介・あらすじ

空海、鴨長明、荻生徂徠、伊藤仁斎、福沢諭吉、南方熊楠、西田幾多郎……実に多様で新鮮な思想が、この国にはある。
人間や自然だけでなく、目に見えない死者や神仏との関係も親密なものとして捉えてきた。
他者との関係性のなかで自己を捉える視点こそ、いま求められている。
自然を考え、人間を考え、宗教を考え、社会や国家を考える。
単行本から新たに2編追加し、45編の日本の思想史を彩る著作をひもといて、未来を生きるためのヒントを見出す。
各著作の解説と原文抜粋を載せ、巻末には年表とブックガイドも収録する。


【目次 (抜粋)】
第1部「自然と人間」
空海『弁顕密二教論』
鴨長明『方丈記』
二宮尊徳『二宮翁夜話』
など

第2部「死者からの問いかけ」
源信『往生要集』
慈円『愚管抄』
柳田国男『先祖の話』
など

第3部「超俗から世俗へ」
最澄『山家学生式』
法然『選択本願念仏集』
伊藤仁斎『童子問』
など

第4部「身体への眼差し」
世阿弥『風姿花伝』
一休『狂雲集』
白隠『夜船閑話』
安藤昌益『統道真伝』
など

第5部「仏教を捉え直す」
親鸞『教行信証』
道元『正法眼蔵』
無住『沙石集』
和辻哲郎『古寺巡礼』
など

第6部「『日本』とはなにか」
『古事記』
荻生徂徠『学則』
本居宣長『紫文要領』
内村鑑三『基督信徒のなぐさめ』
鈴木大拙『日本的霊性』
西田幾多郎『場所的論理と宗教的世界観』
丸山眞男『日本の思想』

第7部「社会と国家の構想」
日蓮『立正安国論』
中山みき『みかぐらうた』
福沢諭吉『文明論之概略』
清沢満之『倫理以上の根拠』
『日本国憲法』
など

感想・レビュー・書評

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  • 日本の思想家、といっても仏教者が多いが、一人一冊で紹介されている。読んでいるだけでなんだかわかった気になれる。

  • 121||Su

  • 2020.04―読了

  • 東2法経図・6F開架:121A/Su16n//K

  • この仏教学者の本には、僕は縁が無いらしい。『日本仏教史』(新潮文庫)は、とても読もうという気が起きなかったし、近刊の岩波新書も、本屋でめくっただけ。

  • 20/03/31。

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著者プロフィール

国際日本文化研究センター名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、東京大学名誉教授

「2024年 『日本の近代思想を読みなおす3 美/藝術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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