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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044007973
作品紹介・あらすじ
なぜ平安時代の物語が今も読めるのか? 千三百年にわたる書物の歴史を辿り、素材や装訂、写本の手法、本屋事情の他、和本の見方と魅力を紹介。手にとって愉しめる伝統文化、和本の世界に出会う案内書。
感想・レビュー・書評
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江戸時代の江戸には、意外に多くの読書人がいたことが分かる。当時の貸本屋の読者数は約10万人にも上っていた、と言う。また、尾張藩主や豊後・佐伯藩主など、高額で多くの書籍を読まれていた有力者もいた。
特に印象的なのは、平安時代の絵巻物を題材にした黄表紙「堪忍袋緒〆善玉」や、吉原のガイドブック「吉原細見」、洒落本「大磯風俗 仕掛文庫」など、挿絵本が流行したことです。当時の文字認識率が低かった人々でも、挿絵本を購入して楽しむことができたため、これらの本の流通量が大きく増加したと考えられます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだか意外だった。
定家が冊子作りの祖だったとか、江戸時代に本屋と貸本屋がわんさかあったとか。
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