江戸の女俳諧師「奥の細道」を行く 諸九尼の生涯 (角川ソフィア文庫 M 105-1)

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  • 角川学芸出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044010058

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  • 「朧夜の底」で出会った有川諸九(波女)の句”朧夜の底を行くなり雁の声”から出発して、ここにたどり着いた。
    世に名を残すパンチはないかもしれないが、ひとりの女性俳諧師としての足取りをしみじみと感じた。それは諸九の句に表われていると思う。
    資料を丹念に解読してここまで昇華した著者・金丸敦子氏に瞠目。”もとの身のもとの所在や盆の月” 最後じわーっときた。

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著者プロフィール

1946年、新潟県中蒲原郡横越村(現・新潟市)に生まれる。國學院大學文学部卒業。
著書に、『〝きよのさん〟と歩く大江戸道中記』(ちくま文庫、2012)、『伊勢詣と江戸の旅』(文春新書、2004)、『芭蕉「おくのほそ道」の旅』(角川書店、2004)、『江戸庶民の旅』(平凡社新書、2002)、『関所抜け 江戸の女たちの冒険』(晶文社、2001)、『芭蕉はどんな旅をしたのか』(晶文社、2000)、『江戸の女俳諧師「奥の細道」を行く』(晶文社、1998;角川ソフィア文庫,2008)、『お葉というモデルがいた』(晶文社、1996)、『女流誕生』(法政大学出版局、1994)、『瞽女んぼが死んだ』(角川書店、1990)、『旅の石工』(法政大学出版局、1988)、『石の旅』(クロスロード選書、1988)がある。

「2013年 『「曽良旅日記」を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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