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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044063085
作品紹介・あらすじ
川柳・紀行文・名所図会ほか、多くの史料に残る庶民行事や祭祀、江戸前の食、長屋の住まいなどから、経済発展がもたらした江戸の生活や文化の展開を鮮明に描き出す。『八百八町 いきなやりくり』を改題。
感想・レビュー・書評
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少々雑多な内容な感じもするものの、江戸時代の暮らしについて、目からウロコの新知見も多かった。
江戸が金、大阪が銀とは習ったものの、実際には端数は銀で表していたとのこと。筆者の言葉を借りれば、円ドルユーロが同時に使われていたようなものとのこと。
また、旗本は借金に苦しんでいたとされるが、それもそのはず。年利100%を超える高利貸しがまかり通っていたよう。
江戸っ子の誇りとされる玉川上水もけしてよい水だったわけではなさそう。夏はぬるく、雨が続けば濁ったという。露天掘り故に致し方ないものか。
ただ、全体を通じて懐古主義な文面となってしまっており、せっかくの内容が単に現代を批判するためのものに見えてしまい、残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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