- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044138035
作品紹介・あらすじ
砂漠を隔てて対峙する大国レーンドラとユハリシュ。大陸制覇を求める二国の戦いは長く続いていた。レーンドラの王女サウラに仕える侍女アゼルは、王女の身にたてつづけに起こった出来事にただ驚くばかりだった。突然の自殺、秘術を尽くした蘇生、甦った姫の別人のような変貌ぶり、そのうえ予見の力も死ぬ前の記憶もなくしたというのだ。唯一の手掛かりである男を探すため、こっそり城を抜け出した二人だが、わがまま王女と世間しらずの少女の旅が、もちろん無事ですむわけはなく…。待望のコミカル新ファンタジー、痛快娯楽活劇、開幕。
感想・レビュー・書評
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すごい話です。
何が凄いって終わり方がもうすごい。
ラスト付近怒涛の展開に号泣しながら読んでいたのがラストシーンで一転、呆然…とするしかないぐらいすごい終わり方です。
まさに「ポカーン」
善し悪しはさておき、ここまでものすごく絶望的な終わり方が出来るのってすごい。それが書けるのってすごい。
尚且つその中で希望を見出そうとする主人公(しかも女性!!)を書ききれるのがすごい。
終わり方が酷すぎてメンタル弱ってるときは読めません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全3巻。中学のころ、友人に冴木さん好きがいて貸してくれました。終末物語。古代世界に近未来の技術・・・と読んでいてふと「夢みる惑星」を連想しました。
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感想は3巻にて。
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切ないけれど、読み返したくなる作品です。
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〜お薦めお返事〜
お薦めありがとうございます。下の作品をお薦めした方と同じでしょうか?お薦めされた『星の大地』は未読ですが、題名だけは存じています。イメージ的にはなんとなく代表作な印象です。もう手に入れるには難しいんじゃないかと思いつつ、古本屋に言ったらチェックしてみようと思います。お薦めありがとうございました!>たもつ -
全3巻読了。借りて読んだ。
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人は常に前を向いてしか進めない。<br>
荒れた大地に立つ主人公の背中が眩しい。<br>
衝撃の展開に、読み返すたびに勇気のいる作品。 -
**冴木忍の長編。3巻完結 **
「聖なる姫」サウラの自殺から全てが動き出した。
迫りくる災厄を前に、人々は何を思うのか。
アゼル、マリク、サウラ、ザヴィア。それぞれの信念とそれぞれの選択。
ラストシーンに、ひとの強さを見ました。………泣けます。