- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044269074
作品紹介・あらすじ
名古屋に暮らす高校生・甘栗晃は、突然亡くなった父親の代わりに、探偵の仕事をすることに。依頼は、ナマイキな小学生・淑子の母親探し。-美枝子は鍵の中に?謎めいたこの一言だけを手がかりに、調査を始めた晃は、初めての「出張」で、大都会・東京へ。慣れない街に四苦八苦しつつ、謎を解こうと必死の晃だが、衝撃の事実を知り!?太田忠司が贈る、とびきりの青春ミステリ。
感想・レビュー・書評
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突然亡くなった父の代わりに探偵業を引き受けることになった甘栗くん。依頼者は生意気な少女、淑子。依頼内容は母親探し。表紙の雰囲気が優しいタッチで女の子がとてもかわいらしいもんで、作中の淑子とのギャップに戸惑う。慣れてくるとあれもかわいいけど。甘栗くんが手探りでなんとか真相にたどり着いて終わり、かと思いきや、さらに明かされる真実。内容も充実していて、すいすい読めた。登場人物も面白かったので、続編も期待。
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甘栗くんは良かったけど、後味があまり甘くなくて残念でした。
あと生意気な女の子は苦手です。笑 -
題名からは何の小説かよくわからないけれど、
高校生(中退迷い中)が、急死した父親の遣り残した仕事を
継いで探偵業に乗り出すお話です。
食べてみたい名古屋名物が色々と出てきます。
名古屋の地理がわからないところもありますが、
今後探偵としてどうなるのか、同級生とはどうなっていくのか、
そしてこの作家の作品に良く出てくる女探偵との関係は。 -
太田忠司先生の推理小説は面白い
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名古屋小説。性別とか入替とか、わりと謎解きしないで読むタイプの私にも解けてたけどわざとだろうか。ともかく青春ミステリとして、甘栗はかわいらしくまっすぐ歪んでてこの先楽しみです。
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少年探偵の軽いハードボイルドか。
主人公が若いだけに 必要以上にシニカルになりすぎす、また捜査活動もあくまで現実的な範囲に留まっているところが良くも悪くもリアリティか。但しそのせいでインパクト不足は否めないので星3つ。 -
前巻で父親(探偵)のやり残した仕事を果たした甘栗君。部活に励んでいたところ同級生の徳永から「小学校時代の恩師が行方不明のため見つけて欲しい」という依頼が。今回も面白かった。特に、主人公がある人物に啖呵を切る場面が格好いい。彼の芯の強さが出てます。名古屋グルメにシロノワールが登場。美味しいんだよね。また食べたい。