トレドの花冠 (角川スニーカー文庫 325-1)

著者 : 藤本ひとみ

• KADOKAWA (1990年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[らめるんさんの感想 · 2014年1月29日]

スペインで闘牛士を目指すことになる少女のお話。

闘牛士の父への復讐のため、最高の闘牛士へ贈られるトレドの花冠を手に入れることを決めるアキ。

かつて闘牛士の夢を諦めざるをえなかったフロレスの元で頑張り、恋心を芽生えさせていく。

しかしフロレスは闘牛士であるアキが大切であり、恋心はなく婚約者もいる。
そして、父の弟子である和朗はアキが好きで。

右目を失明しても立ち上がるアキがかっこよかった。
ただし、恋に決着ついてない感じで続くのかな？

コバルト版の前後編なら、最後まであるのかなと気になるところ。

著者プロフィール

長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。著作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『シャネル』『アンジェリク緋色の旗』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット　華やかな悲劇のすべて』『幕末銃姫伝』『i維新銃姫伝』など多数。青い鳥文庫ではKZのほかに「妖精チームG（ジェニ）」シリーズ、『マリー・アントワネット物語』『三銃士』も手がけている。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート　特装版　校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」