- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044452131
作品紹介・あらすじ
毎度おなじみ高校生マ王のおれ・渋谷有利は、護衛役のヨザック、小シマロン王サラレギー、そして大シマロンの使者コンラッド、という微妙なメンバーで、神族たちが住むという聖砂国への船旅を続けていた。ところがそこにハプニングが…!一方、地球に取り残された親友の村田健(ムラケン)は、いつもと違う(=すぐに帰ってこない)おれを心配して、ついに大胆行動を起こしてしまう。-で、これからおれたち、どうなっちゃうの。
感想・レビュー・書評
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シリーズ本編第10弾。ギャグの応酬はあいかわらずですが、ストーリーにはあまり進展がありません。
地球に帰ったムラケンは、ふたたび有利のいる眞魔国に向かうため、有利の兄・勝利を通じて、地球で暮らしている元魔王のボブと連絡をとります。
一方、サラレギーとともに聖砂国へと向かう有利は、船底に監禁されている大勢の神人を発見します。サラレギーが、彼らを聖砂国へと送り返そうとしていることに気づいた有利は、サラレギーを責めますが、うまくいいくるめられてしまいます。
またヴォルフラムたちは、有利を襲撃したマキシーンから、彼らがサラレギーの命をねらっていたことや、その計画を知ったサラレギーが、有利を自分の身代わりにしようとたくらんだことなどを聞かされることになります。
今回は巻末に、魔王・有利とグレタの一日を描いた「マ王陛下の優雅な一日」が収録されています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10巻
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聖砂国編の2巻目。本編はちょっと短めに終わって短編との二本立て。
ユーリと次男とヨザックのやりとりが切なくて切なくて…なんでこんな事になっちゃったんだろうかと思わずにはいられないです。
一方地球では眞魔国へ行こうと必死の村田とどこか間抜けな感じに見えるボブが初接触。やっぱり村田は転生を繰り返しているんだなーと。おにーちゃんの愛なら本当にユーリの所に飛べそうなのが怖いですね(笑)
ギュンターの暴走っぷりは相変わらずだけど、ギーゼラ軍曹まで暴走気味でクライスト家の行く末が心配です。
短編はユーリとグレタ親娘のお話。ブブブンゼミこと巨大Gが出てくる絵面を想像するとちょっと背筋が…ですが、いつも通りの楽しいドタバタ劇。 -
ヴォルフラムとヨザックのイケメン度数と好感度が急上昇中。
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村田とボブ、勝利が接触する巻。
「奴隷」の概念がない現代日本では信じられないことだけれど、サラレギーの国小シマロンでは当たり前のように奴隷がいて、サラはその生活が普通だと思っている。そんな生まれながらの王様サラレギーと、一般家庭で育った魔王ユーリの違いに歴然とする。
本巻は、軍曹ギーゼラの巻。今まではそれなりにきれいだった彼女のイメージが崩れていく。そして、ギュンターも(もう崩れているけど)。アーダルベルトはギーゼラと顔なじみのようなので、今後どういうエピソードが書かれるのか楽しみである。
ヴォルフラムがますます男っぷりをあげている。「陛下を小シマロンに渡してはならない」というセリフがよかった。最初はユーリのことを全然認めていなかったのに、すごく変わったなと思った。ヴォルフラムの活躍に期待。
番外編、なかなか楽しめた。アニシナのすごく飛んでいる仮説が当たっているのがすごい。 -
2010年3月4日
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p.65【「美熟女戦士ツッゥーエリ(上王)、次にまとめてお仕置きよ!」(鞭と決め台詞の練習中)】
【「あのケバい女だけはカンベンしてくれ」「ケバいとは失礼な。『若づくり』と言え!」】 -
(2004.10.1 初版)
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面白い事が起こってます。あとがきが半ばにあります…。初めての体験です。
センターカラーはありましたが、コレは…ビックリです。
ユーリ、酷い目に遭ってます…
コンラッドと折角の再会にもどうしたもんだか。
しかもその間 ムラケンとショーリ のユーリへの愛が…?
地球と魔界の同時進行で進んで行きます。
しかもムラケンが居る事によって 時差 が出てきているし。
サラの裏、コンラッドの想い、ユーリの悩み。
話的に大きくなっているから世界観もその分大きくなっている。
ただ、あとがきにもあるように『話を真ん中から切るとすっごく暗い話で切らないといけない』と。
なので本編は非常に頁数は少ないです。
後半は『マ王陛下の優雅な一日』と違う話があります。
みんなみんな元気な一日。
優雅というより 日常 に近いような気がします。
グレタもギュンターもコンラッドもヴォルフも元気。
黒くてデカイ…『蝉』なるものもやってくる。
毒女アニシナもギーゼラも勢ぞろい。