- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044452148
作品紹介・あらすじ
異世界に行ったきり消息が掴めなくなってしまったおれ、マ王渋谷有利。そんな不肖の弟の安否を気遣う渋谷家の兄貴・勝利は、出来のいい頭をフル回転させてナイアガラの滝逆流計画を組み立てていた。さてその頃、当のおれはといえば聖砂国への船旅中で、クセモノ少年王サラレギーの目を盗み、難民(?)の皆さんを安全な場所へ誘導しようと画策していたのだが…。謎が謎と謎をよぶ!?絶好調ハイテンション・ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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p62 ヴォルフラム…男前やんか!
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シリーズ本編第11弾。
有利がいるという異世界へ行く方法を探し求める勝利は、トレジャー・ハンターでまちがった日本通の美女アビゲイル・グレイブスと出会います。
サラレギーとともに聖砂国へと向かう船のなかで、聖砂国へ送り返されようとしている神族の人びとを発見した有利は、サラレギーをかついで神人たちを逃がすことに成功します。
その後、聖砂国にたどりついた有利は、聖砂国の皇帝のイェルシーが、サラレギーと双子の弟だという事実を知って驚愕します。神族の子でありながら法力をもたないサラレギー自身、母のアラゾンに疎まれ、聖砂国から出ることになったのでした。
しかもサラレギーは、有利を騙して、眞魔国を小シマロンに従わせる条約に調印させようとします。コンラッドの助言で、サラレギーの意図に気づいた有利は、彼らのもとから脱出します。そして有利たちは、神族たちを送り出していた「ベネラ」ことヘイゼル・グレイブスに出会います。
番外編『お嬢様とは仮の姿!』のストーリーとリンクして、物語の幅がかなり広がったような気がします。聖砂国の有利と、地球にいるムラケンの活躍が、うまくまとめあげられることを期待したいところです。 -
11巻
異世界に行きすぎの魔王 -
ゆーちゃんあんまり素直に人を信じちゃダメよー と言いたい。
けどそこが27代魔王陛下のいいとこですよね。
ラストにあの人が出てきてテンション上がった。ここであれがそーなってこれが繋がるのね!? -
ついにサラレギーが本性を現す。したたか、腹黒いと思っていたが、こんなことをたくらんでいたとは。そして探していたベネラと・・・。
この巻で一番気に入っているのは、ダカスコスとアーダルベルトが酒を飲みながらする会話。ダカスコスは役に立たない・・・と思っていたが、すごく性格がいいやつなんだなと。ダカスコスが感動するような世界を作ろうとしているのは、まさしくユーリなのだと、感慨深かった。アーダルベルトも初期のイメージとだいぶ変わったな。一匹狼のような気がしていたけど、周りにいる人間が変われば変われる人なんだと思う。アーダルベルトはユーリの魂がジュリアであることを知っているから、「奴は幸せそうか?」と聞いたんだろう。じーんときた。
アビーと勝利の会話が笑えた。アビーの日本語、日本文化の間違った覚え方がひどすぎる・・・。それからグウェンダルが弱すぎる…。彼はとても有能なはずなのに、アニシナを前にするとかたなし。ほかに相談する相手がいなくて、肩を落として悲しそうに戻ってくるシーンを想像するとおかしかった。この国は大丈夫か? -
2010年4月11日
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(2005.1.1 初版)
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ヴォルフ大好きです。
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今回のユーリ、非常に荒波にもまれてます。
サラとの双子登場でビックリな展開。
予想は出来ていたことが少し悲しかった。
『大切な物というのは、本当の持ち主の元への戻ってくるものだよ。あるべき物をあるべき場所へ、そして持つべき人の元へ』
の台詞は今後どう響くのだろうか?
それと同時進行で地球で頑張っている兄のショーリ。
キミは一体どうしたい?そんなのブラコンか…
つか、ユーリが妹だったらどうなってたんだ?