シェンドールの妖精使い 求愛の花は舞踏会で (角川ビーンズ文庫)

  • 角川書店 (2009年2月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784044528058

作品紹介・あらすじ

<光の妖精使い>として目覚めたユナだけど、妖精はうまく扱えないまま。そのうえ、幼なじみで守護者のキーファとクラスメイトのヒースとの関係も大混乱。そんななか学校では女王陛下を招いて舞踏会を行うことに!!

みんなの感想まとめ

恋愛と友情の複雑な関係が描かれた物語で、主人公ユナは光の妖精使いとしての成長を遂げる一方、幼なじみのキーファやクラスメイトのヒースとの関係に悩む姿が印象的です。求愛というテーマがあるものの、実際には単...

感想・レビュー・書評

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  • ユナとキーファは、お互いに好きだと分かるのに、思いを伝えられてなくて、なんかもどかしいです。ヒースも明らかにユナに惹かれてきてますけど、ユナの気持ちを尊重してるところは好感をもてます。

    稀少な光の妖精使いということだったのに、当の光の妖精に偽物呼ばわりされたユナでしたが、光の妖精の声を聞けるには条件があったんですね。ロイの不要な闇の妖精使いの資質を、妖精とともに取り去ったところは、よかったです。

    協会と学院の関係がちょっと不穏な感じがしますけど、次巻も楽しみにしています。

  • 回送先:川崎市立宮前図書館

    「求愛」というタイトルになっているが、実際には恋愛とは一線を画したところで話が進行している点に留意して評価したい。

    評者は、異性愛のフォーマットに裏打ちされただけの少女文学は早晩長くは続かないと思うときがある(これは、ボーイズラブと呼ばれる擬似的かつ異性愛主義的な男性同性愛物語モドキにも言えた話である)。本書は続かなくなった時にこそ注目される作品ではないのかという期待が評者の中にめばえる内容になっており、一読してその期待の理由がどこにあるかが分かった気がする。
    それというのも、和泉が重視しているのは自ら裏設定として設定している「人格崩壊」の危険性をあえてすべての人間に等しく付与することで、単純な恋愛だけでも単純な一途さだけでも世界を動かすことは事実上困難であるという「すでにわかりきった冷めた」現実をロコツにすることなく「裏設定」という名のオブラートに包み込んで、混ぜ込んで見せたからかもしれない(逆にこの混ぜ込みが見えてしまったオーディエンスが露骨な嫌悪反応を見せることがあるのは至極当然なことであり、同情はしないが理解はする。評者は和泉の努力を評価している)。

    少女文学のフォーマットになぞらえると痛い目に遭う作品。ジュディス・バトラー『アンティゴネーの主張』を脇に添えて再読してそう思えたのは確かだ。

  • 草津図書館 2009/4/18

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