王子はただいま出稼ぎ中 黄金の島と嘘つき巫女 (角川ビーンズ文庫 72-3)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年10月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044550271
作品紹介・あらすじ
貧乏国の苦労性王子・ユートはさらに増えた借金を返済すべく、へばりついてくるヘタレ従者・イルと隣国の王子・タジェスを引き連れ、出稼ぎの旅へ!そこで幼なじみのケヴィンに、黄金の島への用心棒を依頼される。ユートが船のレンタル料を値切る中、即金で豪華船を購入したケヴィンをどつきつつ、黄金の島へ向かうが!?「君は厄介事に好かれる性質みたいだしね-それも尋常でない規模の」借金返済ファンタジー第3弾。
感想・レビュー・書評
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姉の結婚で、予想外に膨らんだ借金を減らすため
知り合いの依頼を受けてみる。
ものすごく怪しい…と思ったのですが
案外楽に、目的地には着きました。
問題はそこからで、それはもう怒涛の勢いで…。
依頼主、金とこの性格がなかったら
蹴り飛ばして亡き者にしたい性格です。
馬鹿な子ほどかわいい、とも言いますがw
今回の敵(?)は物質的には存在するので
まだセーフ、でしょうか?
生身の方は当然蹴散らせばいいので問題なし。
しかし育ちがいいのも、問題ありです。
あそこで拾っておけば、今頃もうちょっと…とか
うっかり考えてしまいます。
まぁ焼け石に水っぽいですが、ないよりまし!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ケヴィンの金遣いを羨ましく思いつつ、
金の大切さをわかってないケヴィンに腹が立った巻でした。
まぁ、最後はお金の大切さが少しはわかったようですが・・・。
今回は本格的に傭兵としての出稼ぎでした。
島の様子があんまりよくわからなかったのが残念です。
地下隧道のとことかもっと詳しい描写が欲しいところ。
あと、敵さんがちらっと姿を見せましたね。
挿絵見て「素敵ちょび髭!!!」とか思っちゃいました。(笑 -
一国の王子にも関わらず、国の借金返済のために出稼ぎに行く王子と従者のお話、第3弾。
あとがきにもありましたが、今回は王子としてではなく傭兵として出掛けていたためか、いつにも増して無茶していた王子が面白かったです。
なんだかんだ言いながら、タジェスを信頼しているユートは、もっと素直になればいいのになぁ…と思いながら読んでました。 -
敵がはっきりわかってきたというか方向性が見えてきた気が。イリュウスが何でもアリすぎる気がするけど、これから弱点なんかも見えてきたりするのかな。それにしても毎回自分の欲望より相手のことを考える王子はいい子。自分だって借金返済大変だろうに…!いつもへらへらしているイルなのに少し謎の一面が見えた気がするのでその辺りが気になる。ただ、ケヴィンには同情できなかったなぁ。
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今回は本格的な出稼ぎの旅。