首の姫と首なし騎士 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年8月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044550547
作品紹介・あらすじ
大陸の中心・フォルモント国。建国の英雄ジョセフの孫、シャーロットは、本を愛するインドア派の末っ子姫。自分を飾らず、お見合いにも失敗ばかりの彼女は、父王から"首なし騎士"、アルベルト・ホースマンと狩りに行けと命じられる。戦乱の時代、数々の首級をあげたという彼は、まるで抜き身の刃。しかもシャーロットを次の主候補に選び、つきまとってきて!?選考委員全員が大注目。第9回小説大賞、奨励賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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面白いような、そうでないような。うーん、次巻で確かめたいところ。父親の王に疎まれる閉じこもり本の虫のシャーロット姫。狩猟のときに、シャーロットがぼうっとしていた者を思わずしゃきっとさせる声を張り上げてから、建国の王の祖父に仕えていた首なし騎士(敵の首を容赦なく切り落とすので)が、王の資質があるかどうかと付き纏ってくるようになった。この後、人を支配する力がある石を組み込んだクラウンをめぐって騒動がある。シャーロットって、内向的と自分で言いながら、結構お喋りで、行動力もないわけじゃない。その辺の描写が、いまいちもやもやするなあ。
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シリーズを読んで。
引きこもりの本の虫のシャーロットが王女として成長していく話。
首なし騎士のアルベルト・ホースマンとのもどかしい関係も良いです。
途中で止まってしまっていますが 一区切りついたところで止まっているので読んでも大丈夫。 -
胸キュン要素は少ないけど、アルベルトとシャーロットの今後の関係が気になるなー
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ミステリ調とはいえ少女向けでありながら一人称なのが目新しいが
他はいろいろつらい
展開が雑
背景が浅くて狭い
舞台の規模とか背景とかがおざなり過ぎる
いちおう異世界ものなのにスポーツハンティングとかいっちゃう意識の低さ
少女小説でなく女性向けライトノベル
新人第一作だから今後の成長に期待とはいえ
出来るひとは最初から出来ているわけだし
とはいえ書いているうちに良くなるひとももちろんいるけれども -
初読み作家さん。思っていた以上に面白かったです。なかなかお似合いの二人だと思います。
全巻読みたいと思います。 -
全部を諦めているかのようなインドア主人公。
アルベルトと出会ったことで、活動的に動き、周りが見えてくるようになって行きます。
二人ともクセのあるタイプなので、恋は素直に生きそうにありませんがお似合いかな。 -
ちょくちょく読みづらい(入っていきづらい)と感じるところもあったけど、ストーリーが圧倒的に面白かった。シスコン兄が好きです。
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イラストがあまり好みではないのですが、そこそこ評判良いらしいので手にとってみた。無糖or微糖の少女小説は好きなので、その点はクリア。お父様である国王が国王以前に人として情けなさ過ぎだわ。そりゃおじい様も心残りでしょうよ。ただ突然お家騒動で女王になった?シャーロットに臣下はどう反応するのかな?
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全体的にまとまっていて、おもしろかった。読みやすくて、一気によめました。ヒーローはヒロインのことを好きなのだろうけれど、どうして好きなのかの説明はなされていなかったのがちょっと。キャラはたっているが、ヒロイン意外のキャラが深められていない感じ。これからなされていくのかも。続きをかうことにした。
すごいタイトルですね。
すごいタイトルですね。
首(おびと)の娘と言っても、首から下がないろくろ首じゃあないですよ。首が伸びるわけでもないですよ。まあ、変なタイトル...
首(おびと)の娘と言っても、首から下がないろくろ首じゃあないですよ。首が伸びるわけでもないですよ。まあ、変なタイトルです。対句にしたのかな。次巻も読むつもりですけどね。